信州塩尻発 田舎暮らし日記

生まれも育ちも埼玉県飯能市。現在は移住して長野県塩尻市民です。 田舎暮らしや趣味の事、居合道の事等々を書いております。

武漢肺炎

2020年03月31日 | 雑記


だ~いじょうぶだぁ~

と、復活してくれることを祈っていましたが…ドリフターズ…バカ殿様、志村けんさんが武漢肺炎のせいで、この世を去ってしまうのは残念でなりませんし、改めて隠蔽、拡散させた中国共産党政府が憎いです。

対策が後手後手になっているうえ、利権や背後の団体が絡んで的確とは到底言い難い、生ぬるい対応しか打たない日本政府も批判を受けるのは然りですが、どうも批判の矛先から中国を逸らし、日本政府だけに向けさせようとするマスコミ、政治家の動きが目に余ります。

戦後七十有余年、国の最重要事項である国防を他国へ依存し、歴史や伝統文化の否定による自尊心の喪失、国民の関心をスポーツ、娯楽、性産業(3S政策)に向けさせて故意に政治的無関心を作り上げた洗脳的教育を施してきたツケが、今の政府の対応であると言わざるを得ないでしょう。いわゆる戦争を知らない子供たちというものでしょうか。
民主主義国家において、国民の民度と政治レベルは比例するのですから。

あとは…やはり歴史の教訓から学ぶとすれば、日本を泥沼に陥れて日本を破滅させた近衛内閣、ドイツを自壊させたナチス、モンロー主義を掲げていたはずのアメリカを戦争に踏み切らせたルーズベルト…それら全てで内部工作していた共産主義は、当然ながら違法とするべきでしょう。

強いて言うならば、ここで中国は火消しどころか武漢肺炎を蔓延させた責任を日本やアメリカに擦り付けており、今こそ徹底的に中国共産党を叩いておかないと、かつて袁世凱が望むように改変したはずの対華二十一ヶ条要求を、袁世凱自らが反日プロパガンダで利用した時のように都合良く日本のお人好しな性格は利用される。
教科書のような、改竄されたファンタジーの歴史ではなく、正しい歴史を研究して現代を知るべきです。

いつもの田舎暮らしの、ほのぼの記事とは真逆な投稿になってしまいましたが、今の武漢肺炎に対する報道等は、到底看過できないところであります。


さて、志村けんさんの話題に戻ると…
ドリフは子供の頃から大好きでした。







あの時のテレビは面白かった。
もしも○○シリーズとか、毎回爆笑していました。
バカ殿様では、普通にポロリ連発で、自宅のお茶の間の凍りようも…苦笑



「ケンちゃんラーメン 新発売」…よく婆ちゃんちで食べましたね。
中にシールが入ってたやつ。確かナルトが車の形をしていたと記憶しています。

改めて…日本が誇る名コメディアンの一人、志村けんさんの命を奪った武漢肺炎、それを隠蔽した中国政府が憎い。

長さん、荒井注さんと、またあの世でもドリフターズを再結成して下さい。
志村けんさん、安らかに。
ありがとうございました。

春の花@家の庭

2020年03月29日 | 信州塩尻田舎暮らし




自分のこの時期の趣味は、釣りに行ったり山菜採りなので、特にコロナ感染を防ぐために外出しない…という必要もないのですが、天気もイマイチなので家でのんびり。
それでも、庭を見て回ったりニワトリやインコなどのペットと遊んでいると楽しめます。

自分がこの家を買う前…空き家になる以前に、この家に住んでいたおばあちゃんは100歳超まで生きられたご長寿さん。
確かに、こんな家に住んでいれば長生き出来ただろうなと、納得できます。

そして花が好きだったのでしょう。
草木があらゆる所に植えられていて、庭の至る場所で花を咲かせています。

鶏小屋の裏にある、紅白の椿も咲き始めました。
椿の花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」ということらしいですが、花の見た目に対して、香りがないことが所以だとか。
確かに全く花の香りが無いので驚きました。



それにしても…椿って、すごい数の花が咲くんですねえ。








椿の下にはクロッカスと芝桜が。
クロッカスは初めて見た花でした。
ベルをひっくり返したような形で、白や紫の花でしたが、他にもオレンジ色の品種もあるようです。



ちょっとピンぼけしちゃいましが、庭のど真ん中には、群青色の花が。
どこかで見たような花だなと思っていたら、ヒヤシンスでした。
よく小学生の頃に水耕栽培で育てましたね。






畑に放置しておいた(食べきれなかった)野沢菜や稲核菜からは、菜花が咲き出しました。
上の写真は火曜日、下は昨日撮った菜花ですが、花柄が随分と伸びるんですね。

菜花は、おひたしや胡麻和え、ベーコンと卵と一緒に炒めても美味しいらしいですね。




人生初のYouTubeへ動画アップロードです。有名なYouTuberのようなセンスは無いので、自己満足でアップしようかと…。

ニワトリも菜花が好きらしいです。
飼い主としては、雑草を食べて欲しいのですが。

人間社会では、終わりも目にも見えないウイルスとの戦い、経済不安により、まさに冬の様相を呈していますが、自然界はあらゆる草木が芽吹いて、春本番を迎えています。



まあ…今日は少し冬に戻って、今年1番の積雪ですが。
それでも、昼には晴れるようですし、暖かいので、すぐに融けることでしょう。

庭の草花は、雑草も含めて雪の下に埋まってしまったので、トリあえず除草部隊には、軒下を重点的に活動してもらっています。


が、全て食べ尽くしたところで暇を持て余し、お勝手口から侵入!
めっちゃ飼料を狙ってます。
インコも部屋に放鳥すると、自分からは戻らないですが、ニワトリも同じです。
鳥類同士、性格は同じなんですねえ。

1日1歩3日で3歩♪
3歩進んで2歩下がる♪


赤玉の王様 ボリスブラウン

2020年03月27日 | 信州塩尻田舎暮らし

昨日の温かい産みたて卵。

前回の記事では、我が家にペット兼農林水産大臣としてニワトリ(ボリスブラウンという品種)が2羽いることをご紹介いたしました。

飼料をホームセンターで買ってきて与えたり、庭に放鳥して雑草を片っ端から食べてもらっています。






20キロで1,000円くらいの飼料(バードエースやカインズのプライベートブランド)を与えていますが、今回買ってみた20キロ2,000円チョイの高級なエサ!バーディースペシャル!
何と言ってもスペシャルです!
あまり変わらないかな?どうなんだろう?
鳥のエサといっても、ビニールの可愛らしい鳥の絵が書かれたインコ用のエサと違って、凄く業務用っぽい紙袋に入ってますし、何よりジェックスやマルカンのようなペット用品のメーカーではなく、日清丸紅飼料なる、めっちゃ畜産関係の会社が販売しているのも、どことなくシュールですね。

そのうち飼料も自給出来れば良いのですが…そこまでは無理か。

1羽あたり、1ヶ月で概ね5キロほど飼料を食べていますが、最近雑草が勢い良く伸びてきて、草を好んで食べているため、飼料の消費が半分ほどに減りました。
あと、家の基礎付近や犬走り辺りに冬眠から覚めたワラジムシがうじゃうじゃいたのですが、片っ端から食べてくれます。





ワラジムシはいねがァ~!

ニワトリって面白いフォルムをしていますね。
しっぽがピンとはね上がって、おしりの毛もモフモフ。




そして自家養鶏を始めて、初めて知ったことですが、養鶏用の飼料は牛や綿羊などに与えると、処罰されるらしい。
飼料に含まれる動物性油脂は反芻動物に由来するため、共食い状態になって狂牛病等の原因になることから、飼料安全法により禁止されているそうな。
農業大学で畜産の勉強をしたり、畜産関係の仕事に携わっているなどの経験が無ければ知り得ない知識ですよね。

普通に生きて行くうえでは、特に知らなくても困らないこんな知識は大好きです。



フンは畑で良質な肥料になります。
庭の至る所にフンが転がっているので、移植ゴテで回収しますが、何故か2羽ともついてきます。
「人間はこんなもの拾って何しているんだ?」とでも思いつつ、尾行しているのかもしれないですね。

肥料を作ってくれるし、見ていて可愛いのですが…果たして本当に卵を産むのだろうか…と、一抹の不安が過ぎりました。

お姉さんたち…卵は産む気なく、悠々自適にエサを食べて鶏糞だけ作っていれば良いと考えているのではないかと。
調べたところ、寒いと卵を産まなかったりするらしく、さらに落ち着ける環境でないと産まないそうな。


そんなある日…



鶏小屋を見ると、小屋の隅に卵が5個も…
鶏は1日に1個しか卵を産まないのですが、何故5個も?
前日見た時には無かったのに。
ダンボールハウスとか砂に埋もれていた?

卵を見た時は、本当に嬉しかったです。

普段の何気ない暮らしそのものが、特別な時間になる…

これだから田舎暮らしは楽しいのです。
普通に暮らしていても、新たな発見や季節の移ろいを感じられるなんて、そんな贅沢な暮らしがあるでしょうか?

じいちゃんばあちゃん世代では、自宅でニワトリを飼ったり、畑仕事をすることは当たり前だったことですが、自分にとっては、凄く新鮮に映ります。

自家養鶏をするからには、一度やってみたかったこと…



まだ産みたての温かい新鮮な卵を使って卵かけご飯。



炊きたてのご飯に卵を落として…
黄身の弾力やコクの深さ、白身の濃さ…すっごく美味しかったです!

特に白身は凄くドロドロしています。
目玉焼きにすると、フライパンで白身が広がらず、プリっと固く焼けますし、食感も固めです。

品種が赤玉の王様と言われているボリスブラウンだからなのか、食べているエサによる違いなのか分かりませんが、普段食べている卵とは、全くの別物でした。

プロの養鶏農家さんは衛生管理や抗生物質の使用等をしっかりされているので、何の問題もなく卵かけご飯を食べられますが、素人自家養鶏では、傷の有無や、しっかり採れたての卵であることを確証出来なければ、生食はやめた方がいいらしいです。
そもそも卵を生食できるレベルに衛生管理を徹底している所は、日本の養鶏場ぐらいしか無いらしいですから。
外国の卵は生食しない(できない?)と聞いたこともあります。

色々と自分でやったり調べてみて、初めて知る食の安全…ということもあります。
無農薬や有機栽培が絶対的な安全というイメージでしたが、それも一概に安全とは言えないこともあるようです。
むしろ農薬を使用した作物の方が安全ということも…
コレもそのうち書きたいと思います。



うちの卵の面白いところは…




殻がめちゃくちゃ硬いため、なかなか割れないですし、殻の内側の膜がこれまた硬いため、卵を割っても殻がむしれて膜が残るのです。

無くなったら買う…という必要もなく、毎日消費しても2個補充されるので、とっても重宝しています。

知らなかったこと、初めての経験、奇想天外なこと…
田舎暮らしは、まさにワンダーランドです。

にわにはにわにわとりがいる

2020年03月22日 | 信州塩尻田舎暮らし



漢字って便利ですね。「にわにはにわにわとりがいる」だと何を書いているのか分かりにくいですが「庭には二羽鶏がいる」と書けば、瞬間的に理解できるのですから。

昨年末に犬を飼おうと思って、ペットショップを回っていました。
実家で以前柴犬を飼っており、また柴犬と暮らしたかったので。
あの凛とした姿と自我をしっかり持ちつつ、たまにすっとぼけているところが好きで、和犬好きです。

本当は保護犬などの譲渡会で引取れれば良いのですが、独身男性で家にいる時間が○○時間(忘れた)以下の人には譲渡できないと保護団体の人に言われて諦めました。
色々と基準を設けないと、里親と偽って保護動物を虐待するために引き取る輩が出てくるでしょうから致し方ないでしょうが、もうちょい柔軟に判断してくれても良いのでは?と思ったりします。

さて、柴犬を探していた自分は綿半(松本平付近でチェーン展開しているホームセンター)へ行ったところ、ペットコーナーで雌鶏が2羽…。
アパート暮らしの時に綿半へ行った時はヒヨコで売られていましたが、売れ残って若鶏に成長していた子たちです。
卵を産んでくれるだろうし、人にも慣れていたため考えましたが、その日は鶏の飼育方法についてイマイチ分からなかったので、保留。

自分が高校生の頃、近所の道のど真ん中に野生化した白いニワトリが生息していました。
が、近付くと突進してきますし、犬の散歩で鶏に近寄ると、犬すら蹴散らすくらいに凶暴でした。
ニワトリというと、そのイメージがあったので、意外と凶暴で攻撃的な鳥だと思っていました。

家で鶏について色々と調べたところ…。
①エサはホームセンターで売られている飼料や、自宅の残飯を食べる
②盲腸フンというドロっとしたフンが臭いが、毎日掃除すれば室内飼育も可能
③直射日光が当たるような暑さには弱いが、寒さには比較的強い
④オスは朝に雄叫びを上げるが、メスはあまり鳴かない
⑤売られていたボリスブラウンという種類のニワトリは、比較的温厚で人に慣れる
⑥普通のペットと違い、家禽(≑家畜)は、役所へ飼育している頭数を届出る必要がある(鳥インフルエンザ等の感染症を把握するため)

白い一般的なニワトリは、神経質で攻撃的な個体が多い一方、茶色いニワトリは比較的温厚なので、ペットとしても飼いやすいようです。

ちなみに…卵の栄養価は白と茶では変わらないそうな。茶色い卵の方が、栄養価が高くて高級…といったイメージがありますが、実は同じ…一方、エサは茶色いニワトリの方が少し多く食べるらしく、その分コストがかかっているので卵も高いということなのでしょう。

我が家は昔の農家だったため、玄関が8畳ほどあり、土間にケージを置いて飼えるだろうし、外には野菜の貯蔵庫として使われていたと思われるコンクリートブロック製の小屋(通称:トーチカ)があるので、鶏小屋に改造すれば使えそう。

と、いうことで翌日に2羽とも引き取って来ました。
カインズホームで買ってきた犬用のケージを改造!
底にBBQ用の焼き網を取り付けてフン切り網に。トレーは引き出せるように。


が、毎日トレーや網を洗っても、養鶏場のようなニオイが…
ネットで見ると、普通にリビングで飼っている人もいらっしゃるので、何か方法があるのでしょうか?
それか我慢か…?



手乗りニワトリ
自分から乗ってきてくれます。



足が止まり木代わり。
自分から乗ってきて寝ていますが…さすがに膝が関節と逆方向に押されるから痛い…

そして、この写真を見るとわかりやすいと思うので、2羽の名前とその由来を…。
手前の鶏が「フジ」で奥が「茶々」です。
首の周りを見ると、フジは雪を纏った富士山のように見えたのでフジと名付け(首を伸ばしている時は特にそう見えました。個人的に…)、茶々はそのまま首の周りが茶色だから茶々…やっつけ感が何とも…



うさぎ(モモたん)が気になっているフジ。


そんなわけで、外にお引越しを…


この小屋、おそらく冬場に根菜類等を貯蔵するために使われていたのでしょう。
ネズミやモグラなどが侵入しないようにGL(地面)より50センチ下までコンクリートを打って外周を囲ってあり、床面もその分、地面より低く掘り下げられていました。(写真を撮っていればビフォーアフターができましたが、撮り忘れていました。)

中に押し込まれていた廃材のような物や枯れ草、扉だったと思われる朽ちた木材等を撤去。
小屋内と外の地面の高さをある程度同じになるよう、洗い砂や土を敷き詰め…。

続いて、ホームセンターでラティスフェンスと金網、蝶番、鍵を買ってきて扉を設置。
狐や野良猫が庭をフラフラしているので、頑丈に作る必要がありますし、かつ人間は簡単に開閉できるよう取り付けないといけないですからね。

ちょうどいいサイズのラティスフェンスが無かったものの、自分で一から作るのは面倒なので、無理やりニコイチにして合わせ、扉もブロックの壁にプラグを取り付けてビス止め。

野鳥やヘビなどが侵入しないように金網を取り付けて完成。

意外と強く揺すっても壊れないです。



内装はこんな感じ。ケージで使っていたダンボールハウスがお気に入りらしく、プラスしてそれも入れてあります。

臭いは全くしないです。
常にニワトリが床をつついて砂を攪拌させているため、微生物が活発になって、フンの分解が早いから。とのこと。





意外とニワトリって目付きが鋭いし、毛色も相まって猛禽類みたいですね。
鶏冠が無ければなおさら。




気分はまるで鷹匠です!
鶏匠(とりじょう)?



なんか違う気がする…。



お勝手口にある溝に、ちょうど70Lの蓋付き容器が収まったため飼料入れにしていますが…
庭に放鳥している間に勝手口の扉を開けたままにしておくと、フジが蓋の上に飛び乗り、エサを催促します。




そして蓋を開けると容器の中に入ってエサを食べる…
何か…自分がエサを与えていないような被害者ぶった表情をしていますが、うちでは飼料は食べ放題にしています。
小屋の餌箱から食べれば良いのに…

どうやら産卵を促すためには、エサを少なく与えた方が良いらしいですが、採卵が主目的ではなく、家族のようなものなので、好きな時に好きなだけ与えています。

普段は放鳥すると、庭に生えているカラスノエンドウなどのマメ科雑草や、猫じゃらしなどのイネ科雑草を食べてくれます。
あまり遠くまで行かないですし、福寿草や水仙などの毒草は判別できるようで、全く食べないです。


フジと福寿草

そして、イネ科雑草は根元から食べますが、マメ科雑草は先の柔らかいところだけを食べます。
要は、最近の草刈りでメジャーになっている高刈りを鶏達がしてくれます
なので、イネ科雑草が全然生えてこないのです。
これって凄いことだと、勝手に感動しています。

一応、庭に放鳥する時は、トンビや野良猫などに襲われないよう、常に近くで見ています。
収穫用コンテナに腰掛けて鶏を見ていたり本を読んだりして過ごしていますが、とても長閑でいい時間を過ごせます。

さて、こうして年末に我が家へ来たニワトリでしたが、全く卵を産む気配が無い。
穀潰しとはこのことだろうかと思っていましたが、どうやら寒いと産卵しないらしいです。

が、ある日ついに!卵を産んでくれるようになりました!

随分長くなってしまったので、それについてはまた別記事で。


田舎暮らし始めました

2020年03月19日 | 信州塩尻田舎暮らし


今月の25日で、長野県に移住して9年になります。

そして、昨年9月に宅地+庭+畑(併せて約530坪)付きの中古一戸建て(建坪約42坪の平屋)を購入し、念願の田舎暮らしを始めました。


庭の福寿草


既に庭の植物の事などをネタに投稿していましたが、生活も軌道に乗ったので、少しずつご紹介しながら、これから地方移住、田舎暮らしを検討されている方々のお役に立てばと思い、田舎暮らしネタを綴って行こうかと思います。

と、言いつつ…役に立つかは微妙なところだと自負しているので、半ば自己満足のようなものかと思いますが、変わり者が変わったことをしていると、生暖かく見守って頂ければ幸いです。


畑の大根 越冬させて甘みが強くなりました。


まず、「田舎暮らし」と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?

例えば…

・広い畑で家庭菜園
・縁側でのんびりとお茶したり読書
・ご近所さんと野菜を融通する
・庭で友人や家族とBBQ
・古い家をDIYで直して楽しむ
・川で魚を釣って、塩焼きにして食べる

総じて、人間が人間のシステム化された文明社会から一歩離れて、動植物と対等な自然の一部に組み込まれるようなイメージではないでしょうか?

やはり現代人は仕事に追われて疲れているため、オンオフが切り替えしやすく、落ち着ける「田舎暮らし」には憧れますよね。

現に自分もそうでしたし、今は上に挙げた例を実現させて楽しんでいます。

6年ほど前から色々と物件を探していました。
塩嶺の別荘地や、周りに民家が無いポツンと一軒家のようなところなど、知り合いや友人に紹介してもらったり、ネットで調べていましたが、なかなか思ったような物件には辿り着けませんでした。

自分が家探しで重視したことは

①駅から徒歩圏内であること
②家が痛み過ぎていないこと
③庭がそこそこ広いこと
④ご近所さんにヤバそうな人がいないこと

どこかへ出かける時(特に飲みに行く時!)や、数十年後に車を運転するのが億劫になった時など、鉄道が移動手段として使えるのは重要だと思いますし、人口減少社会でインフラ維持が出来なくなる事は必至なので、あまり辺鄙な所に住んでしまうと健康で文化的な最低限度の生活すら危ぶまれる状況になるだろうと思い、駅近物件を探しました。

当初は、ポツンと一軒家のような所に憧れていましたが、それは動ける今だから思うことで、歳をとったら…多分相当な後悔をするだろうと感じましたし、防犯上、周囲に家があった方が良いと判断した次第です。

また、家の状態についても、以前はリフォーム会社で働いていましたし、今は設備などの仕事もするので、家くらいだったら自分で如何様にも直せますが、さすがに汲み取りトイレだったり、下水が引かれていないなどのような住宅だと…下水配管の設置等に相当な費用がかかるので、ある程度水周りが整備されていることや、雨漏りがあると原因箇所を探すのが面倒なので、屋根の状況を重視しました。
中古住宅だと、昔の薄いトタンで穴が開いていたり、セメント瓦だったりしますが、この家は新しい三州陶器瓦に葺き替えてあったのでOKと判断しました。
この辺りのことも、いずれ詳しく紹介したいと思います。

それでもって庭…
やはり、田舎暮らしとなれば、言わずもがな庭が欲しいですよね。
新興住宅地のような、周りが家に囲まれているような所では、BBQをしたら油煙がお隣さんの迷惑になってしまうし、ガーデニングや家庭菜園もしたい…なんてことが田舎暮らしの醍醐味ですからね。



うちは庭が110坪くらいあるので、結構何でも出来ます。
ニワトリだって飼えちゃいます。
反面、夏の草刈りはビーバーが必須で、鎌で刈っていれば2日くらいかかります。
当初、伊那のグリーンファームでヤギを6万円くらいで売ってくれるとの事だったので検討していましたが…冬場のエサが確保できない気がしたうえ、レンタルヤギでは愛着が湧いてしまい、結局買ってしまう…となりそうだったため、"とりあえず"保留にしました。
「断念」ではなく「保留」なので…


畑…田舎暮らしといえば、やっぱり畑で耕作したいですよね。


我が家の野沢菜


が!本来、畑(地目が畑で登記されている土地)を取得する場合、農家資格(超大雑把に言うと、資格試験で取得するようなものではなく、各市町村の農業委員会に申請して農業従事者の名簿に記載されることが認められた人のこと)を持っている必要があり、一般の人が畑を取得することは、農地法の規定により出来ません。(農地法の第3条第2項による農地取得者の制限規定が根拠法。厳密には一般人が取得する方法もありますが、結構複雑でややこしいので、ここでは出来ないと書いておきます。そのうちコレも記事で書こうかと)

一般人だと広い畑を管理できずに荒地にしてしまったり、農地に使用してはいけないタイプの除草剤などを撒いて、周囲の畑に損害を与える…などのようなことを防ぐことが目的の法律です。

が、地方の大抵の一戸建てでは、宅地に畑が付随しており、そのような物件を一般人が購入出来なければ、空き家や荒地だらけになってしまいます。
そのため、塩尻市では条例改正により、宅地に隣接している畑は、一般人でも取得することが出来るようになりました。

なので、我が家にも370坪程の畑があります。
が、その広さを例えると、もはやザルに収穫物を乗せたインスタ映えするような家庭菜園ではなく、軽トラ一杯の作物が採れるレベルの"農業"ができてしまうので、その畑は近所の農家の人に貸しています。

従って、自分が畑として使っている場所は、雑草畑になっていた庭の一部を開墾した場所です。
それでも12坪くらいあるので、そこそこ楽しめます。

そして何より…ご近所さんに変な人がいない…
コレが一番大事だと思います。
元々埼玉のド田舎出身の自分なので、田舎の良い所も悪い所も知っているため、コレは慎重に調べました。
なので、その甲斐あって、ご近所さんは色々と教えてくれたり話してくれたり、野菜を頂いたり…本当にいい人達です。

また、逆に周りの人達は良い人なのに、自分の行動や言動が問題で、周囲の人に逆ギレしたり、「これだから田舎は!」と憤慨している人も見かけますが、この点は題ないと思っています。何せ生まれながらの田舎者です。その辺の所は心得ています。

「郷に入れば郷に従え」という言葉が日本にありますし、「when in Rome, do as the Romans do」「ローマではローマ人のようにしろ」…全く同じ意味の言葉が英語圏の国にもありますが、その地域にはその地域でやりやすいように作られたしきたりや文化があるのだから、まずは自分が下手に出て、それに馴染むべきです。

とりあえず、こんな場所で色々と活動しています。

何を記事にしようか、ネタは一杯あるのですが、色々とあり過ぎて…

更新頻度は少ないですが、ご期待下さいませ。