表情筋トレーニング ★ フェイスニング

お顔の筋肉エクササイズ「表情筋トレーニング」でアンチエイジング!素敵な笑顔と健康的な若々しいお顔を手に入れる。

顔面マヒのリハビリを頑張った女性からのうれしいお便り

2014年06月12日 | 顔面マヒのリハビリ

約1年前。                                           

顔面マヒでお悩みの女性が私の自宅教室を訪れ、表情筋トレーニングを受けてくれました。

表情筋トレーニングには、タルミやシワなどへの美容効果や、笑顔など表情を改善する効果がありますが、「顔面マヒのリハビリ」という一面もあります。
お病気や事故など様々な原因でおこってしまう顔面マヒ。ほとんど場合、お顔の片側の筋肉が動かない、あるいは動かしにくくなり、表情の変化や、まばたきや咀嚼にも影響が出てしまいます。

さて、これまで数か月おきに教室に通ってくださったこの女性から、最近とても嬉しいお便りをいただきました。ご本人の了承を得て、ここに一部を抜粋して掲載させていただきます。


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「昨年5月に初めてご相談させていただいてから一年がたったのだなぁ〜と思い起こしました。喉元過ぎれば熱さを忘れる〜
一年前にレッスンを受けた時には指で支えなければ動かなかった顔面の事!
ついつい自分でもその頃の辛さや不安感を忘れてしまっていましたが、表情筋のご指導を受けたお陰でここまで回復したのだと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
耳鼻科で良い先生に廻り会え、早期に適切な処置をしていただいた事                  

そしてその後ご相談できる 先生に廻り会えた事
新倉先生に出会えていなかったら顔面の筋肉が硬まって動かなくなっていたかもしれない!
そして黙々と一人で悩んでいたかもしれない!
・・・と想像すると何て自分はラッキーだったんだろうと思います。」

               ****

このようなお便りをいただくと、私、このお仕事を続けていてよかったなーとしみじみ思います。私自身、表情筋トレーニングと出会えてよかったな!


朝日新聞に掲載されました!

2006年11月25日 | 顔面マヒのリハビリ
今日(11月25日・土曜日)の朝日新聞の朝刊に
私の表情筋トレーニングによるリハビリのことが載りました!

詳しくお話すると、新聞の真ん中あたりの「生活欄」に
「患者を生きる」という囲み記事の連載があって、
リハビリに取り組む脳卒中の患者さんたちが紹介されています。

昨日から2回にわたり奄美大島の島唄の歌手、西和美さんが
とりあげられていて、ほんの少しですが、彼女に私が
「表情筋トレーニング」を指導させていただいた時のことが
書かれています。

記事の写真をのせておきますね。
かなり横長ですので、横スクロールしながらご覧下さい。

この記事をご覧になった方から、お問い合わせをいただいたり
なつかしい方々から「読んだよー!」とご連絡をいただいたり
なんだか嬉しい一日でした。

奄美からの嬉しい便り

2006年03月14日 | 顔面マヒのリハビリ
昨年暮れに奄美大島を訪れた際、歌手の西 和美(にし かずみ)さんから表情筋トレーニングの個人レッスンを依頼されました。和美さんは、たいへん有名な奄美を代表する島唄の唄い手で、島の宝ともいうべき女性です。

そんな和美さんは、3年前に脳出血に倒れました。
しかし左半身マヒという後遺症を克服され、みごと1年後には舞台に復帰。
現役の歌手としてステージをこなしていらっしゃいますが、お顔の左側にマヒが残ってしまいました。

プロの女性歌手として、唄う上でもビジュアル的にも、お顔の半分の筋肉が動かしにくいことは、たいへん深刻なものであることは容易に想像できます。
そこでレッスンは、おもに頬と口まわり(頬筋・小頬骨筋・大頬骨筋・口輪筋・口角挙筋)と上まぶた(上眼瞼挙筋)を中心にトレーニングを行いました。

あれからちょうど3ヶ月経った昨日、和美さんからの嬉しいメッセージが、和美さんを紹介してくれた友人を介して届きました。

以前は食事の時によく左頬を咬んでいたが、いまはそれが無くなったこと。
久しぶりに会った知人から「顔が変わった」と驚かれたこと。

トレーニング開始から2ヶ月になる今年2月、鹿児島県の広報誌の取材で、今までは左側から写真を撮られるのを避けていたけれど、今回は「左側の顔の表情がとても柔らかくて良い」というカメラマンの判断で、撮ってもらったこと。

写真をご覧下さい。和美さんご本人が手にされているのが、その広報誌です。わざわざ私のためにこんなポーズを(しかも今回も左側のお顔を向けて)とってくれました。感激! たおやかに微笑まれる広報誌の中の和美さんも素敵ですが、今の和美さんの笑顔もさらに口角があがって、イキイキとしています。

来週には、クルーズ客船ぱしふぃっく・びぃなすに招かれ、船内でのコンサートに出演される予定とのこと。

私は今、幸せな気持ちでいっぱいです。
お仕事をしていて、一番嬉しいこと、それはこんなふうにトレーニングがお役に立って、毎日努力し続けた方に幸せを感じていただけることです。

(この記事の内容と写真は、西 和美さんご本人の許可を得て公開させていただいているものです)

西 和美さんの公式ホームページは下記。
(和美さんの唄声も聴くことができますヨ!)
http://nishi-kazumi.com/


顔面マヒのリハビリに挑む

2005年11月06日 | 顔面マヒのリハビリ
Nさんは56歳の男性。一年前に脳出血で倒れ、左半身マヒに。必死のリハビリを半年続け、ついには車椅子から、杖一本で歩けるまでに回復して退院。

私が、Nさんの奥様と「老人ホームでのメイクボランティア」をきっかけに数年前からお付き合いがあったことから、自宅でのNさんの「お顔のリハビリ」をお引き受けすることになりました。

Nさんのお顔の左半分は身体同様マヒしており、筋肉が動かず、表情のバランスがとれていない状態でした。トレーニングによって脳と筋肉をつなぐネットワークを再構築しなければなりませんが、それにはどのくらい時間がかかるのか、どの程度まで回復するのか、Nさんはもとより、私にとっても大きなチャレンジでした。

ただ、Nさんが非常に前向きで明るい方なので、あきらめないでトレーニングを続けてくれることには確信がありました。

まず、マヒで一番困るのはコップから水などを飲もうとすると、マヒ側の口角から漏れてしまうことです。そこで口輪筋のトレーニングを中心に行うことにしました。また、左右の表情のバランスをとるために、口角を挙げる小さな筋肉、笑顔を作るときに使う大きな筋肉も鍛えることにしました。

初めはなかなか狙った筋肉を動かすことが出来ないNさんでしたが、2ヶ月を過ぎたころから急激に上達して、筋肉にしっかり力がつき、それまでいつもストローを使って飲んでいたのが、コップから直接上手に飲むことができるようになり、「レストランにも臆することなく行かれるようになった」と大変喜んでいただけました。今ではペットボトルをラッパ飲みできるまでになりました。

そして、口角も左右同じように引きあがるようになり、笑顔に自信もついてきたとのこと。また、奥様からは、以前はこもったような発音で聞き取りにくかったものが、はっきりしてきたとの報告が。他にも、久々に会った友人達から顔つきがシャープになったと言われて、嬉しそうでした。

トレーニングは始めたのは初夏の頃でした。それから毎週毎週続けて、今は冬を迎えようとしています。たゆみなくトレーニングを続けるNさん、けっしてあきらめないNさん、ユーモアと遊び心のあるNさん。私が彼から学んだことのほうが多いかもしれません。