大雨の日はなぜだか眠くなる。落ち込むわけではないが、なにか心がずっしりする。それから、たばこの燃焼が遅くなる。湿気があるからだろうか。あまりおいしくはない。
いすに座りながらうたた寝をしていた。そこには、現実と夢が入り混じっていた。ちょうど、間の世界にいるみたいに。起きると2時間も経っていた。不思議な世界に行ってたみたいだ。
コーヒーを飲んで眠気を覚ます。寝起きのコーヒーは驚くくらい体に入ってきた。このとき、やっとこっちの世界に戻ってきた気がした。コーヒーはどうやら現実の飲み物らしい。
ひげが少し伸びている。これには自分でも嫌なほど、現実感を感じた。