朝起きて、今日はなにをしようかと悩んでしまう。やるべきことはある。でもそんなにやってない。気晴らしに郵便局へ行った。街を歩いていると、なぜだか女子高生の姿が目についた。なんでかわかんないけど、女子高生というのはみんな自信ありげに見える。目の動きが定まっていて、フラフラしていない。そこらへん、俺とは大違いだなと思った。
人の姿というのはその人をよく表している。できるやつはそういう雰囲気を漂わせているし、彼氏がいる美人もそうだ。それは故意にそうしてるのかはわからないが、人を判断するのにはいい材料なのだろう。しかし、自分がどう見られているかはいつまでたってもわからない。だから考えるだけ無駄なのかもしれない。
傘を差さずに自転車に乗ってるおじいちゃんにだって、きっとなにかがあるのだろう。それは、見ただけじゃわからない。