夏の間、強烈な直射日光を避ける緑のカーテンとして大いに役立ってくれたゴーヤだが、今や枯れ葉が目立ち、ぼろきれをぶら下げたカーテンのごとき哀れな姿になってしまっていた。
見栄えの悪さに、さすがにそのまま放置しておくことも出来ず、後片付けに重い腰を上げた。
アサガオのつると違って、ネットにはつる自体が絡むのではなく、髭のようなものを巻き付けてしがみついているだけなので、引っ張ればズルズルと外れてきて誠に始末がよい。
短時間でササッと撤収作業を終えることができたのは、実に良くできた孝行息子のようでとてもヨロシイ。
アサガオはと言えば根性悪く? ネットに身をくねらせて巻き付くので引っ張ったところで絡みついたまま外れず、始末の悪いことおびただしい。
最近トンとアサガオのタネをまかないのは、季節が過ぎた後の始末の面倒臭さによるところが大きい。
ゴーヤは実もなるし、この日も大きくなり損ねた最後の実を5、6個収穫して有終の美とした。
数日後には何らかの形で食膳に供されることだろう。
これで、わが家の庭からは「夏」がすっかり姿を消したことになる。
……と思ったら、昨日は"暑かった"。
25℃の夏日♪…いやっ、2階の日当たりの良いベランダではもっとあったんじゃないか?
現に長ズボンに長袖シャツでは暑くてたまらず、短パンとT シャツ1枚の"夏の制服"に着替えたほどだ。
夏大好き人間のボクにとっては大歓迎だが、3,4日は続きそうだというから、誠に嬉しい。
なんてったって世の中は地球上どこに行ったって10月中旬だぜ。
南半球と違って北半球の中緯度地域なんだぜ。それがまだ夏だなんて…♪
先月23日にタネを蒔いたパンジーとビオラが双葉の段階を通り越し、本葉を広げ始めて順調な生育ぶりを見せている。
例年は8月中旬に蒔いていた種だが、今夏の猛暑にはさすがにひるみ、ひと月遅らせる措置を取ったのが良かったのか、発芽数はカタログ通りかそれ以上でどの種類も8割を超えたのではないか?
昨日はその発芽苗をポットに移し替えて育苗するための移植作業をしようと思っていたのだが、ネットで注文しておいた本がいつの間にか玄関わきに置き配されているのに気付き、パラパラとページをめくってみると、興味深くも軽妙な筆致についつい引き込まれてしまい、結局、移植作業は順延となってしまった。
移植作業は今日改めて仕切り直しということになる。
発芽した数はざっと6種類160苗。
結構時間をとられそうである。
音楽を聴きながら、苗に声を掛けながら根気よく丁寧に移植する作業は単純だが、嫌いではない。
黙々と作業するしかなく、一方では坐禅の時のような雑念はほとんど浮かばず一点集中が出来るみたい♪
草取りと同じで、ボクにとっては大事な時間でもある♪
庭のあちこちにあるサンジソウ
漢字で書くと「三時草」 午後3時ころに咲くのでこの名がつけられたそうだが、ハゼランというのが正式な名前らしい
ピンクがつぼみで、赤いのが実だそうだ
午前中の撮影だったので花が咲いていないが、そこは悪しからず
オルトシフォン・ラビアツスというんだそうな
シソ科ネコノヒゲ属に属する植物だそうだがとても覚えられる名前ではない
和名はピンクセージというらしい
山の神がどこからか手に入れてきて、プランターに植えたのがいつの事か忘れるほどの昔
以来、肥料はもちろん、水さえもろくにやらず放りっぱなしにしてきているのに、それでも健気に毎年花を咲かせる不思議な植物
ボクもかういふヒトになりたかったなぁ
去年活着した空蝉の挿し木苗に咲いた秋バラ
ブラッシングアイスバーグのつぼみが膨らんでいる