平方録

駄文を垂れ流すのみにて候

いつものように枕もとのラジオのスイッチが自動的に入ったのが午前4時。
夢うつつの中で5分間のニュースを聞いたのだが、どんなニュースだったか皆目覚えていない。
で、目は覚めたのだが、ぬくぬくとした布団の心地よさに未練が断ち切れず、ぐずぐずとぬくたまっているともう一度眠りに落ちかけて危うく引き返す。
そのまま寝入ったとしても何の解決にもならないから、仕方なくベッドからはい出て、隣の部屋のガスストーブの前に直行して点火し、その前にうずくまる。

ガスストーブの火力はさすがで、あっという間に温風が吹き出してくるので暖かで心地よい風と共に着替えを済ませる。
冷たい水道の水で歯を磨き、手に掬って顔をじゃぶじゃぶと洗うと幾分覚醒してきた。
しかし今朝は何となく体が重く感じられて、パソコンのスイッチを入れたのは良いが、気が付くともう5時を回っている。

毎度のことだが、ブログのテーマは起きてから考えることがほとんどなので、パッと浮かぶこともあればなかなか浮かばずに苦悩の挙句、身辺雑記でお茶を濁すことが多くなってきているのだが、そういう身辺のことどもも何も思いつかないで、ただただぼんやりと時間が過ぎたようである。
学校の大事な試験で問題をひとつも解けずに焦っている自分を思い出すが、焦っても出てこないものはどうしようもない。
そういうヤケのやんぱち気味になったところで思い浮かんだのが、そうか! この今朝の焦り具合を身辺雑記中の身辺雑記として書けばいいじゃんと閃き、開き直る。
こういうのをヒラメキというのかどうか、はなはだ疑問ではあるし、外野からも異論は飛んで来るだろうが、ええい構わん、突っ切れ! 自分のことなのだ、気にすることはない。

ところで今朝感じている身体の重さだが、このところの気候に関係しているのではないか。
一昨日は17度もあったし、それが一転して昨日は10度そこそこで風が冷たかった。今日はどうなのかと言えば予報は晴れて12、3度になるというから、今年の寒い日々の中では暖かい日の部類に入るのだろう。
そういう季節の変わり目というのがヒタヒタとにじり寄ってきているらしく、身体が知らず知らずのうちに反応してしまっているのかもしれない。
こういう時、つくづく人間ってのは自然の一部なんだなぁと感じるのだが、これから木の芽時になると今度はヒューズの飛んだ奴が現れることがあるから気を付けなければいけない。

しかし、木の芽時でなくてもヒューズの飛んだ奴はいるもので、ボクの知っているイイ年の男が電車の中で女性のスカートの中を盗撮して警察に逮捕された。
まったく噴飯ものの話で、もともと肝っ玉というものをどこかに落としてきてしまったような奴で、何かを自分から率先してやるというようなことも出来ず、人の後ろからこっそりついていくだけだが、節穴の目しか持たない上司を鋭く嗅ぎ分け、その上司にだけはおべんちゃらとお愛想の限りを尽くすような奴だったのだ。
最初に聞いた時、意外とも何とも思わず、さもありなんと思ったくらいだ。哀れとしか言いようがない。

一昔前にちょっと人気のあった経済評論家がエスカレーターだかどこかで女子高生のスカートの中を盗撮して捕まったが、この種のちまちました犯罪のどこが楽しいのか。
女性の背後に立って気付かれないようにカメラをスカートの下から差し入れている自分自身の姿を客観的に眺めたとしたら、その無様で哀れで惨めな姿に愕然とすると思うのだが……








一昨日城ケ島までドライブしたのだ。房総半島は霞の彼方で、春の海と言えば春の海そのものである


城ケ島では午後3時に18度もあった


まるで標本を見るように奇麗に3つに分かれた土の層。たぶん富士山が噴火してまき散らした火山灰辺りの堆積だろう。地元の小学生なら勉強して詳しく知っているかもしれない
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