平方録

〝赤紙〟が届いたぜ

「高齢者講習のお知らせ」なるハガキが公安委員会から届いた。

何んのこっちゃ? と指示された通り2か所の矢印のところからはがして中を見て見ると、要は「運転免許更新時に70歳になる人は高齢者講習を受講するのが義務ですよ」と知らせてきたのだ。
近くの自動車学校に行って4650円もの受講料を払って講習を受けて来い。講習を受けるには予約が必要である。混雑のため予約が取りにくい場合があるからハガキを受け取ったらただちに予約の電話を入れろ――と有無を言わさぬ態度である。

4650円ってのはリーズナブルって金額じゃないぜ。
それに予約が取りにくいからすぐ予約しろだと。
毎度のことながらお上のやることは高圧的というか威圧的というか、お前ら文句言わずに従えという意識が丸出しで好きになれない。

で、つい最近この講習を受けてきたばかりの先達に電話して聞いてみた。
先達は地方の県庁所在地で暮らしているのだが、誕生日に近づいたところで予約電話を入れたところ、どこも満杯で誕生日に間に合わないことが分かり、慌てて生まれ故郷の町の教習所に駆け込んで事なきを得たそうで、人口比で見ればこちらの比ではないので、そりゃあ早めに予約したほうがいいぞという。

なるほど、団塊の世代だし、首都圏の真っただ中だし、確かに人数は多いや。
去年あたりから教習所にはジジイ、ババアどもが大挙して4650円を支払いに行っていることだろう。
こりゃぁ陰謀の一種じゃないか? 公安委員会と警察官の天下り指定席の教習所の…

これ以外にチャレンジ講習というのがあるらしい。
教習所のコースで実際に運転して評価点が70点以上だと合格になり、簡易講習と合わせて高齢者講習に代えることが出来るという。わずか30分で済むらしい。
メリットは手数料が2000円も安いことで、デメリットは講習数が少なく、不合格の場合は再度受験しなければならないことだ、と警視庁のホームページに書いてある。

何だよ、こっちの講習に1本化すればいいじゃないのサと思うのだが、邪推するに合否判定するような場合だと不合格のジジイとババアが大量に出ちゃうんだろうね。
そうなると、再試験再試験の年寄りたちで教習所業務に差障りが出かねないので合否判定なしの、とにかく2時間じっとしていてくれればOKですよというものを中心に据えているんですナ。
だから高齢者の事故が減らないのサ。
根本の問題だね。

面白そうだから、チャレンジしてみようかな。



円覚寺仏殿横の白梅




大方丈横の道路のウメは幹の中心部はすでに失われ、外皮も一部を残すだけなのだが、どっこい立派な蕾をつけているのだ。老梅の見事なしぶとさ
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