冬至からひと月余りが過ぎ、随分と日が伸びたのを実感する。
数字で確かめてみると、なるほど、歴然としている。
例えば日の入り時刻(東京地方)。
12月22日の冬至当日の日の入りは16:33だったが、今日25日のそれは17:01で論より証拠、28分も遅くなっている。
日の出時刻は冬至6:47、今日6:46とほとんど変化はないから、日没時刻が遅くなったことが、「日が伸びた」という実感を後押ししている主因と言っていい。
当然、昼間の長さも9時間46分から10時間15分へと29分も伸びた♪
まさに「一陽来復」の言葉通りで、嬉しい。
もう間もなく立春だし…
机上の歳時記も「冬」から「春」に置き換えようと思う。
一昨日のパトロールの帰り道、湘南モノレールの湘南江ノ島駅のすぐ北側に位置する常立寺の前を通りかかると、駐車場越しに真っ赤な傘が目に入り、境内が華やいでいるのが目に留まった
んっ! そうか…枝垂れウメが咲き出したのか…
即、自転車を降り、境内をのぞいてみた♪
ウメが咲き出して訪れる観光客が増えるせいか、山門には提灯が出され、普段は閉まっている本堂も開け放たれていた
当時絶大な勢力を誇っていた元は日本に降伏を迫る使者5人を送ってきたが、時の鎌倉幕府第8代執権・北条時宗は近辺にあった龍ノ口処刑場で5人を斬首した
その後,、元は文永の役、弘安の役と2度も大軍を差し向けてきたが、折からの台風接近に阻まれ壊滅状態となり、日本は事なきを得る
境内にはその使者5人を供養する元使塚があり、現役時代の白鵬ら大相撲のモンゴル力士が時々参拝に来ていた
山門をくぐるとすぐ右手に並ぶ六地蔵(背後に枝垂れウメが見える)
観光客を迎えるために頭巾もよだれ掛けも真新しいものに取りかえられていた
本堂の手前、向かって右手に大きな枝垂れウメがあり、満開になると見事♪
まだ3,4分咲きといったところか…
花の数はそこそこでも、近寄ってみるとそこはかとない香りが漂っていて、何とも心地よかった♪
水盤は見たこともないくらい豪華に飾られ、境内を一層華やいだ雰囲気にしてくれている
水盤越しの枝垂れウメ
一足先の春爛漫♪
2月に入ってからでも十分に楽しめそう
しばらくはパトロールの度に休憩がてら立寄る楽しみが増えた