庭のハンゲショウが化粧して白くなり始めた。
ドクダミ科ハンゲショウ属のこの植物の名の由来は➀七十二候の一つ「半夏生ず」のころに白い葉をつけるから➁葉の一部を残して白く変化する様子から「半化粧」と呼んだ―(ウィキペディア)の2説があるそうな。
ややこしいが、七十二候の「半夏生ず」は「半夏」(カラスビシャク)が生え始めるころの意だという。別の植物である。
話を戻して…➀の伝によれば「半夏生ず」は太陽暦で7月2日ころのことだから、まだひと月以上も先の話じゃないか!
今年はソメイヨシノを筆頭格に、特に植物の世界でこれまで守られてきた速度を超えて先を急ぐものが多い。
そんなに急いでどこに行くつもりなのさ…と聞いてみたいくらいだ。
まさか、環境の大激変、そして大激変に続く大破局を予知して絶滅してしまうのを恐れ、咲き急いだり、普段のサイクルを早めているんじゃあるまいな。
植物には不思議な能力が備わっているとも言うから、そんな荒唐無稽のように思われる想像だって、あながち的外れでもないんじゃないか…
だとすれば末恐ろしい話で、この地球の大破滅、大破局に向かっているのをニンゲンだけが知らずに「へぇ~、もうソメイヨシノが咲いたか」「ほぉ~、今年はまたハンゲショウの化粧が随分早いねぇ」などとノー天気なアホ面をさらしているのかもしれない。
まさか…とは思うが、その"まさか"が本物の"真坂"になって、ニンゲンどもが真っ逆さまに転がり落ちないことを切に願うだけである。
話がトンデモナイ方向に脱線してしまったが、今朝もシトシト雨が降り続いている。
関東はいつ梅雨入りするんだ?
烏の行水の如く、ササッと入ってサッと出て来るような梅雨であってほしいね。
くれぐれも長風呂…(いやっ、もとい)長梅雨は御免だぜ。
普段の年なら会うことのないクロタネソウ、パンジー(左下)の前で化粧するハンゲショウ
クロタネソウに囲まれ…
バラの前で
フウロソウと一緒に
森と池の公園の奥にハンゲショウが群生している
ここのハンゲショウにはまだ化粧のケの字もないから、わが家のは特別か…
こいつがカラスビシャク(ネットより写真拝借)
おまけ 庭の「ブラッシング アイスバーグ」