雨は昨夜10時ころから降り出した。
未明の午前2時ごろトイレに起きた時、外が一瞬青白く染まり、電だと思ったが雷鳴は聞こえなかった。
この時雨は音を立てて降っていて、その降りは午前4時に起きた段階でも続いていた。
気象予報会社の予報サイトによれば午前7時台まで降り続くというご託宣である。
先日の"超大型台風"7号が大した雨ももたらさず、列島をなめるように通過していっただけだったので、庭はすぐに元通りのカラカラに戻り、植物は干からびたように生気を失っていた。
それだけに、この雨はようやく届く「恵みの雨」ということになりそうである。
雨が降っているせいもあって、近くにあるアメダスの午前5時の気温は24.7℃とまことに涼しい。
もっともこれは今のうちで、午前10時ころからは晴れマークが並んでいて、最高気温は33℃と予報されているから、つかの間の"冷蔵庫"ということらしい。
おかげで、昨夜は冷房はおろか扇風機も使わずに安眠できた。
雷鳴を耳にしていないのがその証拠だと思う。
ところで、昨日のブログでミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声が今夏は極端に少ない、という話を書いたら、さっそくコメントが寄せられ、この現象に触れたブログがあると紹介してくださった。
かいつまむと、「日本のセミは大体25℃~33℃くらいで鳴くといわれている。34℃以上の危険な暑さを感じると体を保護するために鳴かなくなる」と書かれていた。
やっぱり…
あの"吸血鬼"の蚊にしても同様で、ネットによれば「25℃~30℃で活発になり、35℃以上で活動を弱めて木陰で休む傾向にある」そうだから、昆虫や虫にとっても夏の暑さは大敵と言えるようである。
おかげで、半袖のTシャツと短パンで庭に出ても、暑さの盛りなら蚊に食われる心配はほとんどないが、これが朝晩になるとそうもいかない。
ともあれ、蚊もセミも猛暑に降参してじっとしているのに、ヒトだけは汗だくになって動き回るという哀れで滑稽な役どころを演じ続けている。
この暑さをもたらしている最大の要因が、急速に進む「温暖化」という人為的なものなのだから、今こそ真剣に温暖化対策に取り組めばいいものを、こんな状態でもなかなか真剣になれないように見える。
何をかいわんや…ではないか。
以下はカラカラの庭で細々と咲いていた我が家の花から
ガウラ
ホトトギス 本来濃い水色がきれいな花だが、発色?が薄い
午後3時になると花が開くサンジソウ
涼しげな小花だが名前はわからず
2階のベランダにいたイトトンボの仲間
種類は不明だが、まさに糸みたいにとてもか細く、はかな気