ほうれん草のタネを買ってきた ♪
タネのパッケージには品名の「丈夫なほうれん草」とともに「暑さに強くたくさんとれる」と書かれている。
ほうれん草とひと口に言っても店頭には4、5種類も並んでいたが、「丈夫な」と「暑さに強く」「たくさん」に引かれて選んできた。
説明によれば蒔き時は8月から3月、収穫期は10月から3月初めとある。
となると今はタネを蒔くのに適当な時期じゃないってわけだ。
いや ! ボクはそんなことお構いなしに蒔くね。姫が出場する小学校の運動会のリレーの応援に四国まで行って、戻ったらプランターに蒔くつもりだ。
なにせ「丈夫」で「暑さに強い」んだからな。
山形で野菜作りに目覚めた友人が時々収穫した野菜を「おすそ分け」といって送ってくれる。
その中にほうれん草だという10~20cmの葉っぱを束ねてくれていることがある。
半信半疑で口にしてみるとシュウ酸を含んだ「あの独特の」嫌な味が全くしないばかりか、ほんのり甘みさえ感じるのにビックリさせられる。
つまり若葉のうちに食べちゃうわけだが、それ故とても柔らかくて舌触りもいい。
だから生のまま他の野菜と一緒にサラダにして食べると「これがあのほうれん草 ? 」とほうれん草の概念を一新させられるほどなのだ。
友人の解説によると、都会のスーパーで売られているほうれん草は見てくれを良くして高く売るために大きくなるまで待って収穫し、出荷するからシュウ酸がたっぷり含まれたほうれん草になるんだという。
生で食べるなんてとんでもない。だから仕方なく茹でて食べるのだ。
なんだよ、わざわざ不味ずくして売ってるのを食べてるのか…。
でも、友人は10cmを超えて育つとさっさと摘んでサラダにして毎朝食べている。
これだとちっともシュウ酸は匂わないし、舌にも感じない。 繰り返すけど甘みがあって美味しい。
こういう美味しいけど物流ルートに乗らないほうれん草を食べるためには自分で作るしかないじゃん。
自分で蒔いて芽が出てきて適当な大きさに育ったらむしってきてサラダに混ぜれば一丁上がりなのだ。
こんな簡単なことで済むなら…で、種をゲットしてきたってわけさ。
蒔き時は8月 ?
そんなこと関係ない ! 蒔きたいときが蒔き時。
何せ一袋に詰まったタネからできる苗の数は600本ってんだから、半分失敗したってまだたっぷり残ってるからね。
とにかくやってみるさ ♪
ブロ友さんのところに注文していた「空蝉」の新苗が届いたそうだ。小学校以来60年ぶりの挑戦だそうで、胸のときめきが聞こえてきそうなブログを拝見してこちらも胸が高鳴る思いだ。
鉢に移し替える際に7つも8つもついている蕾を切ってしまいなさいと説明書にあるのを読んで、「ひとつくらい咲かせてからでも…」と戸惑い、逡巡する気持ちが痛いほどよくわかる。
でも咲かせずに切ってしまうのは株をできるだけ大きく丈夫にするためだから理由のある事で、目先のことにくらんでしまっては先が思いやられる。
ここは心を鬼にして秋の花を待てばいいと思う。ヒトゴトだから気楽なもんです。
ボクも衝動買いしてきたつるバラ「ル・ポール・ロマンティーク」をカツラの木の根元に移植した。これだって新苗だが、せっかく伸びかけている株を半分程度まで切り詰めて、まず株を丈夫にさせろと書かれていて、若干の躊躇はあったがプロの言うことには素直に従っておこうとハサミを入れた。
ま、こうすることで、シュートが1本ではなくて数本伸びるはずだから花付きも当然よくなるはずで、来年は絡めるつもりのカツラの木に文字通り「バラ色」の花が咲くでしょう ♪
カツラの木の下は当然ながら根が張っていて穴を穿つのにだいぶ汗をかいた。
おかげで痛めていた腰が少しだけど疼く…ヤベ !
見出しの写真は庭の「バーガンディー・アイスバーグ」。こちらは清楚な「ブラッシング・アイスバーグ」。まだ目覚めたばかりの初々しさにiphoneの方がドキドキしちゃったらしく肝心のピントが合っていない。