気象会社のサイトで当地鎌倉の予報を見たところ、正午と13時のところが濃い赤色に塗られていて「36℃」という数字が目に飛び込んできた。
海風が吹き抜ける当地では東京や横浜の大都会に比べて確実に2~3℃低いというのがこれまでの相場だが、今年は東京も横浜も例年より暑いようで、その分、こちらの気温も相対的に上がっているような気がする。
梅雨明け前の数日、よく晴れた日々が続いた時には涼しいはずの我が家のパソコンを置いている部屋の温度が33℃にもなって仰天させられた。
この時横浜は36℃に達していたから、それより3度も低かったと喜んでも程度の問題である。
その36℃が鎌倉にも及ぶという予報が出ていたのだから驚いた。
ホンマかいな…
眉唾じゃないのと思う一方で、本当ならじっくり味わってみるのも手かな…と野次馬根性が頭をもたげる。
怖いもの見たさという側面もあったのかもしれない。
すぐ浮かんだのが海辺をパトロールしてくること。
というわけで正午少し前に家に戻るまで2時間余り、炎天下の湘南海岸自転車道を走ってきた。
南からの海風が適度に吹いている上に、自転車そのものの速度が生み出す風が体に当たり、もちろん汗はかくのだが、むしろいつものように十分快適で、さわやかである。
多分そんなに気温が上がっていないんだろうなと思いつつ、家に戻って自転車道のすぐ脇にあるアメダス辻堂の記録を覗いてみると、36℃なんてトンデモはっぷんで、14:10に記録された32.0℃がこの日の最高気温だった。
アメダスによればボクのパトロール中は30℃台で推移していたから、普段と変わらないなという皮膚感覚は正確だったことになる。
もっとも普段は30℃にも達していないと思う。それくらい海辺というのは過ごしやすい気温の場所なのだ。
かくして、未体験ゾーンの36℃は未体験のまま残ったのである。
辻堂東海岸
視界が良ければ、この画面の中央奥に富士山が見えるはずなのだが…
辻堂西海岸付近の自転車道では防砂柵の二重化工事が進められている
緑に覆われている部分が多いため、一定程度、飛砂防止効果があるのだが、当局は緑をさらに増やすことよりも柵の二重化を選択したようだ
柵を二重化したうえで緑を増やす取り組みをするのが望ましいのだが…
炎天下で作業が続いていた
片瀬西浜 この日は大潮で波打ち際がずいぶん後退し、砂浜は広々していた
海水浴場監視船はいつもと同じ場所にいるのだが、波打ち際が沖まで後退したため、海水浴客が監視船のすぐ近くまで行って遊んでいる珍しい光景が見られた
この画面の奥に富士山は隠れている
強制収容所か?
片瀬西浜の西側、鵠沼海岸に設けられた物々しい柵
04:07の東の空