風の便りによると昨日の土曜日、鎌倉の海沿いを走る国道134号線が大渋滞したそうだ。
GWもかくやとおもわせるあまりの渋滞ぶりに、驚いたのは地元に暮らす人々。
道路を埋め尽くす車のナンバープレートを見ると他県ナンバーや県内でも内陸のナンバーの車がぎっしり列をなしていたという。
「今世の中がどういう状況になっていて、私たちはどうしなければならないのか、知らないわけじゃないでしょ ! 」
と怒り心頭に発したのは当たり前で、とんだ事態を目の当たりにした沿道住民の内の正義感あふれる何人かは角材やら鉄パイプを持って渋滞の列に飛び込み、ノロノロ運転の車を滅多打ちにしてフロントガラスを砕き、ボディーの鉄板をボコボコにへこませ、ようやく追い払った、と言うのは真っ赤なウソだが、いくつかある大きな公営駐車場の管理者に掛け合って駐車場を閉鎖させ、駐車中の車を追い出す騒ぎになったんだとか。
それだけじゃない。同じ市内の鎌倉駅から鶴岡八幡宮に通じる土産物屋や飲食店が立ち並ぶ鎌倉随一の賑わいを見せる「小町通り」も初詣の時のように人で埋まり、七里ヶ浜も由比ガ浜も材木座も稲村ケ崎も腰越も市内の海岸すべてと湘南海岸にはサーファーが海を埋め尽くしたんだそうな。
何をかいわんやでありますな、お立合い。
緊急事態宣言は「不要不急の外出は控えてちょうだいね」とお願いしているんであって、「都会の盛り場には行くな。しかし、郊外の観光地や海山はかまわないからね」なんて一言も言っちゃぁいないんだよ。
しかし、これもよくよく考えてみれば無理からぬところも多少はあるなとボクは思う。
つまりクルーズ船で最初の患者が見つかり、その後、横浜港に係留されたままのクルーズ船内で何が起こり、政府がどう対応したか。
その結果としてどういうことが起き、その後わが日本の社会がどうなりつつあるか…
そのことを目の当たりにさせられてきた国民の目には中国や欧米各国が国民の命を守ろうとして血眼になっている中で、如何にも他人事、対岸の火事視しかしていないようなアベなんちゃら政権の対応ぶりに緊張感を持つどころじゃないんだろうな。
緊急事態宣言に反応しているのはごく一部であって、大半の国民はまだ心の底ではウイルスを舐めているんだろうね。
こういう政権、民族には遠からず鉄槌が下り、病院の中に入って診断を受けることさえままならない患者が巷にあふれ、阿鼻叫喚の図を描くことだろう。
日本人って、畢竟、そこまで至らなければ目が覚めない民族なのだという特性も第2次大戦を境に消えたのかと思っていたが…
この期に及んでまだ、憲法改正にこの事態を利用して、強権的な緊急事態条項の必要性を認めさせようという邪悪な魂胆を捨てていないから、こういうことになっている。
だから緊急事態宣言に伴って東京都が都民に厳しい制限を課そうとしたら難色を示したのさ。首都にパンデミックに陥ってもらわなければ困るんだよ。
国民を見殺しにしてまで、自らの悲願を成し遂げようとしているんだから。
アベなんちゃら政権と言うのはそういう政権なんだよな。
近所の池のある公園の林床に咲いているカキドオシ(見出し写真も)
2キロほど離れた海岸まで散歩して、134号沿いのコンビニでおにぎりを買って浜辺で食べようとしたら妻が難色を示した。行かないで正解だったようだ。コンビニはごった返していたろうし、コロナがウヨウヨ漂っていたかもしれない
結局、近所を6600歩あまり散歩しただけで家に戻った
カキドオシの花がびっしりと咲いているところもあった
こちらはムラサキケマン
ムラサキケマンも群生しているところがあった
ムラサキケマンばっかり ここは秋になるとツリフネソウの群落が現れる
新緑の色合いがずいぶん増えてきた
重なり合う新緑っていいものだ
八重桜の季節になった
青い空に映える
わが家の庭の片隅にはホタルカズラの密集があり、一部が咲き始めた ♪