庭のバラがぐんぐん成長し、つぼみも膨らみ始めているというのに、バラの新芽やツボミが無残に枯れる被害が続出している。
バラゾウムシの仕業で、柔らかな新芽の軸やこれまた柔らかなツボミにくちばしを突き刺して液を吸うものだから、吸われた先の葉は養分も水分も届かなくなり、ちりちりにしぼんで枯れてしまう。
ツボミに至っては成長できなくなって悲惨な姿をさらすことになるうえに、卵も産みつけられてゆりかごの役目までさせられることになる。
そんなこと、とても受け入れられるものではなく、成長が止まったつぼみを見つけるとさっさと摘み取って捨てなければならない。
つぼみをちぎり取る時のやるせなさと言ったら…
ここ数日、ちりちりになった葉が目立つようになり、さては憎っくきバラゾウムシが暗躍しているなと目を凝らすのだが、体長が2~5mmと極小で極めて見つけにくい上に、発見して喜び勇んで指先などで下手に摘まもうとしても、ポロリと地面に落ちてしまって見失ってしまう。
見つけたら、その下に手を広げて受け皿になるように準備した上で捕獲にかかる。というか、そうやって掌の上に落とせば確実に捕まえることが出来るという寸法である。
この方法で、ともかく3匹を捕殺した。4,5日をかけたうえでの戦果だが、残念ながら被害は拡大し、5本を密集して植えている株立ちの十数本の新芽とツボミを失ってしまった。
農薬や化学薬品を出来るだけ使わないようにしている庭の宿命かもしれないが、それにしても悔しく、悲しい。
今年の春はうっとおしいことばかり重なる。
東京都と国との間でもめていた緊急事態への対処方針がようやくまとまった。
都の案に国がいちゃもんを付けたのがきっかけだが、都が国を押し切ったようで、とりあえずよかったと思う。
それにしてもクルーズ船以来、この事態に対する国の後ろ向きな姿勢ばかりが際立つ。
かねがね凡人宰相だとは思ってきたが、凡人どころか底抜けのボンクラだということが白日にさらされた。
こんな人物に危機管理はどだい無理な話だ。
日本を見る世界も呆れかえっているようではないか。
日本国民は今、もう一つの深刻極まりない国難にさらされている。
出てきたばかりの新芽がチリチリに
この先にはツボミがつくはず、花が咲くはずだったのに…
こっちは花芽が出来る前にやられた
体長2~5mm こいつが憎っくきバラゾウムシ
本名「クロケシツブチョッキリ」 人を食った名前だ 憎ったらしい !