たった一輪だけど、近所の運動公園で「サイタ サイタ カワヅザクラ ガ サイタ♪」とはしゃいでブログに書いたりしていたら、「鎌倉宮では満開らしい」という風の便りが届いた。
ナヌ!? …とあらば、自分の脚と目を使って確かめに行かねばなるまい。
別に信心深い訳ではない。しかし、神社の前を通れば鈴からぶら下がっている紐を揺さぶってガラガラ鳴らし、仏像や道端のお地蔵さんの前に立てば神妙に手を合わせたりもするのに何のためらいもない。
耶蘇教だってクリスマスソングを聞くと懐かしくて口ずさんだりもするが、それ以上でも以下でもない。
ほかの宗教においておや、である。つまり無宗教。
とは言え、わが家の中にはいくつかのお守りやお札の類があり、期間が過ぎると授かったところに返しに行かねばならない。
放置してゴミ箱に捨ててもどうということは無いのだろうが、そこはそれ、気持ちの問題というのが立ちふさがる。
前置きが長くなったが、ツルッパチ(鶴岡八幡宮)には去年のお札を返すと同時に、新年のお札をもらいに行くのが習わしになっている。
三が日か松の内に行くのが普通なのだろうが、その場合は1時間待ちなどいい方で、寒い中、どれほど待たされるか分かったものではない。ましてや新年早々、神様から「立ってなさい」と叱られる覚えもない。
「神さまは逃げたり、来るのが遅い!などと言って差別したりするわけがないだろう」と、例年、行列の消えるこの時期の御参りとなる。
それよりなにより、今年は姫が高校受験を控えているから、日本三大天神の一つである荏柄天神社に行って合格祈願の念押しをしてこなければ。
それに加えて満開のカワヅザクラ見物が加わるのだから、ひょっとするとこういうのを「三社詣」っていうのかしらん。
名高いのは福岡の太宰府天満宮、筥崎宮、宮地嶽神社だそうだが、頼朝ゆかりの三社詣でってのもあるそうで、三嶋神社、箱根神社、伊豆山神社なんだとか。
ともあれ、図らずも今回「鎌倉三社詣」ということに相成ったのでございます。
めでたやめでたや♪
風の便りは正しく、まさに満開
鎌倉宮の大鳥居を背景に咲く満開のカワヅザクラ
珍しいんでしょうな、参拝客が入れ代わり立ち代わり写真を撮っておりました
もうだいぶくたびれている花もあったから、結構前から咲き始めていたようだ
鶴岡八幡宮の三の鳥居
2010年3月10日に大風で倒れた大イチョウの根元から生えたひこばえがスクスク成長している
荏柄天神社では「姫が第一志望の高校に合格しますように♪」
社殿右手には紅梅
社殿左手では白梅が咲き始めていた
鎌倉三社詣の後は由比ガ浜通のカレー屋「バワン」で昼食
運よく、限定数食のビリヤニにありつけた♪