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平方録

バラを痛める憎っくき雨めっ

関東地方はまだ梅雨入りを免れているが、昨日は前夜来降り続けた雨が日の出前から止んで、陽が昇るころは見事な五月晴れが広がった。
玄関へのアプローチのつるバラの伽羅奢の花が雨水をたっぷり吸って株全体が頭を垂れ、うちしおれてでもいるかのような、あまり見たくない姿をさらしていたのだが、それも日が高く上り水滴が水蒸気となって蒸発していくにつれて復活をし始めた。

雨に打たれた花びらの痛みはどうか、花びらは散ってしまっていないか…そういう心配も杞憂だった。
バラの花は艶やかで美しいだけでなく、案外しぶとい所もある。
随分前から咲いている門柱に絡ませたバレリーナも、まだ一輪も散ってはいない。
もちろん伽羅奢もツボミが一つも残っていないくらいの超満開ぶり。それでいて散り始めたものは一つもない。
ただ、ブッシュ仕立てのブラッシング・アイスバーグやバーガンディ・アイスバーグは最初に咲き出したものから順に散り始め、株の周りが花びらだらけになっているが、これはこれで風情があるというものだ。
やがて2番花が咲いてくるからこれからも楽しみは続く ♪

とにかく、思いがけなく早い梅雨入りの影がちらつく中で、バラの花が太陽の光を浴びて輝けず、こんなにも雨にたたられるなんてことは考えてもいなかった。
まったくどうかしてるぜ。



玄関アプローチのアーチに絡めたつるバラの伽羅奢とクレマチスのロウグチ(篭口) 見出し写真も





もっとふんわりと、そして盛り上がるように咲いていたのだが、雨で少し乱れてしまったけれど…

こちらはアーチの反対側、門柱に絡めたバレリーナとクレマチスのアフロディーテ・エレガフミナ

つるバラのニュー・ドーンとノリコ、クロタネソウとペンステモン


ニュー・ドーンはバラの殿堂入りしている名花



ローゼンドルフ・シュパリース・ホープ
去年、病害虫にやられて散々な目に遭い、今年は株の半分の枝の葉が十分に伸張せず、病気の後遺症を心配したが、花付きはまばらながらなんとかここまで回復してくれた
今年は精一杯ケアをして、来年は往時の勢いを取り戻してもらおうと思っている

淡いピンクの花びらが何とも言えない上品さを湛え、イイ感じなのだ


ねっ ♪

東側のフェンスにはショッキングピンクの小さな花を沢山つけるつるバラを絡めているが、名無しである
妻のいとこの夫人が作り出したバラで、もう20数年、疲れを知らずここで咲き続けてくれている ♪
今年は新たなシュートの伸びがなく、古いシュートを整理したら樹形がコンパクトになってしまった 寄る年波のせいだろうか…


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