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平方録

へそを曲げたウグイス

風の冷たさを考慮に入れても、ぐんぐん明るさを増してきている日の光を浴びながらの散歩が心地よい季節になってきた。

もう3月も中旬に達し、やっと……の感が強いが、それでもまだ気温自体は冬と春の"どっちつかず"で、油断すると真冬並みになるから気が抜けない。

そういう疑心暗鬼の状態から早く抜け出して、心行くまで春の柔らかな日差しに浸りたいと思うのだが、それもあと一息といったところだろう。
昨日午後、近所をぶらっと散歩してきたが、数多の鳥の鳴き声が聞こえてくる中で、4日に遅ればせの初音を響かせたばかりのウグイスは沈黙したままで、ついぞ聞くことはできなかった。
初音の翌日から4日間も続いた氷雨と真冬のような寒さに、すっかり意気消沈してしまっているのではないか。
天候への不信感にさいなまれているのではないか…
2月初旬の20℃越えのバカ陽気といい、今年の春はどこか信用がならない。
例年2月には初音を済ませて来たウグイスにとって、本能的な用心深さから初音を後ろ倒しにしたにもかかわらず、満を持したつもりの初音の翌日から4日間も真冬に引きずり戻されたのだから、その心中は察するに余りある。
春に対する不信感は相当なものではあるまいか。
へそを曲げたんだな、きっと。
おぉ、何と憐れなウグイスちゃん。
こうなって来ると"暑さ寒さも彼岸まで"の言い伝えが今年も通用するかどうか、はなはだ心もとないが、とりあえずは一つの目印にはなるだろう。
もしかして暖かさを飛び越えて、一気に猛暑がやってきたりして…
 
 

散歩道の途中にある「穂垣」で手入れが行われていた


職人さんに聞くと、葉の付いた竹の枝先を使うので、月日が経つと葉が枯れ落ち、すき間が出きてしまう
すき間ができたところに、新たな枝葉を継ぎ足していかないとスカスカになってしまうということだった


「穂垣」は100mあまり続いていて、とても心地よい景観を生み出してくれている
穂垣の整備に職人が4人、ちくりんにも2、3人の職人の姿が見えたので、経済力があればこその竹林整備であり、穂垣整備と言える

午後の日差しの中の富士山
 

午前中だと見えている斜面の側に太陽の光が当たるので富士山が浮き立つが、午後になると左側から光が差し込むのでぼやける

丹沢山塊
 
いつもの池と森の公園の湿地のジャヤナギが芽吹き始めた♪
 
薄緑色の新芽が躍り出している


池畔の道からカワセミを撮る
iphoneをかざすこちらをちょっと気にするそぶりを見せたが、逃げはしなかった
iphoneではズームにしてもこの程度にしか写らないのがちょっと残念
 
今春初めてキブシの花穂が垂れさがるのを見た
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