今回の3年半ぶりの旅は、実はヒヤヒヤものだった。
3年半も家でじっとしていたのは、何といっても「コロナ禍」のせい。
そのコロナも、計画を立てた10月初めは感染状況が全国的に落ち着いていて、「これなら大丈夫そうだな」と思ったのだが、出発が近づくにつれて感染者が急増した。
年末年始頃だろうと言われていた第8波の到来が早まったのだ。
8月に4回目のワクチンを打っていたが、その効果もだいぶ効き目が薄れるころでもある。
ただ、姫たちに会いたいという気はそのことで逆に燃え盛り、「出来る限りの感染防止対策に努めさえすれば、そうやすやすとは感染するわけがない」を心に刻み新幹線に乗り込んだのだった。
幸いなことに、「のぞみ」でなく、「ひかり」だったこともあり、車内は空いていたし、岡山で乗り換えた特急も空いていた。
ホッとしたのは、空いている社内で大声でしゃべる人も無く、みんなマスクをきちんとつけて静かに座っていたこと。
そして、車内販売のワゴンが通るたびに「ハイ、ビールですね」と言う売り子の声が聞こえたりして、そうか、やっぱり長旅の車中ではアルコールは欠かせないよな、静かに飲めばいいんだよな…と妙に共感し、ボクもあらかじめ用意したカップ酒の栓を抜いたのだった♪
もちろん車窓の景色をお供に駅弁も美味しく食べた。
これまで3年に渡ってまったくやめていた夜の外食も姫の家族たちとしたし、松江では夜の町に出て居酒屋でしばし久しぶりの時間を堪能した。
まぁ、居酒屋は少し冒険かなとは思ったが、ここでも大声で談笑する客はなく、みんな静かに飲み食いしていた。
松江の1泊目は玉造温泉の老舗旅館に泊まって松葉ガニを食べたが、ここでは他の客と接触する機会は朝のバイキング会場だけで、それも食べるのは個室。
帰りに乗った岡山始発の「ひかり」はびっくりするほど空いていたし、空気の入れ替えが進むようにしているのだろう、上着を脱いで座っていると肌寒いくらい。
長旅を強いられるような人たちは、自己防衛のための対策を心得て出かけてきているということが何となく伝わってきた。
アクリル板で仕切られた居酒屋でも似たようなもので、たまたまだったのかもしれないが、節度をわきまえて静かに飲み食いしていたのが印象に残る。
日本人の気真面目さがこういうところに出ているのだとしたら、ちょっと日本人を見直したい。
もちろんボクはボクでポケットに携帯用の消毒液を持ち歩き、ちょっと何かに触るたびに手指にシュッと吹き付け消毒していた♪
2、3日経っても発熱しなければ万々歳。
5日間留守にしていたら庭の「ブラッシングアイスバーグ」と「バーガンディーアイスバーグ」が最後の花を咲かせていた
今夏の高温と2度の梅雨で黒点病が出て青息吐息だったがここにきて復活しつつあるよう♪
ブラッシングアイスバーグ
チョットいびつな花だったりするが…
勤労感謝の日は強い雨が降ったらしいので花は痛んでしまっている