大船渡港に水揚げされた体長30センチもある堂々たる特大サンマで、しかも20尾も。
やれ外国漁船の乱獲のせいだ、海水温も影響しているかもしれない、などなどと推測が立って今年は水揚げされても小物ばかりで「近年にない不漁」と言われ続けてきているのだが、ドッコイ健在ぶりを示してくれたといってよく、秋は嫌いだけどサンマは大好きなボクは大喜びである。
毎年送ってくれてくれているのだが、今年は2、3週間遅れていたのでどうしたのかなと思っていたところなのだ。
妻がスーパーで1尾120円の普通サイズのサンマを買って帰り「今夜はサンマよ」と言っているところにドンと届いたんである。
ま、こういうこともあるサ。
サンマの群れはようやく三陸沖に届いたようである。
サンマを口にするのは今年初めてである。待ちに待っていたのだ。
手始めにサンマを3枚におろして皮を引き、それをカンカンに熱したフライパンに乗せて10秒ほど熱を加えたらすぐに氷を入れた冷水で冷まして水気を切り、皿の上に一口サイズに切って並べた上から大葉、ミョウガ、万能ネギ、ショウガをみじん切りしたものをたっぷり振りかけ、冷凍庫に10分ほど入れて冷やしたものにポン酢をかけまわして食べるのである。
こういう風にして食べると刺身よりも食べやすく、生臭さも消えるから一人で軽く2、3匹は食べられる。
焼いたサンマを2匹も3匹も食うのは少々大変だが、こちらはそんな心配は無用である。
これは新鮮なサンマでしかできない漁師推奨の食べ方なのである。
やってみなはれ、ぜひ食べてみなはれ、なのだ。
徳島の友人が送ってくれたスダチがあり、焼いたサンマに絞ると一層味を引き立てるのだが、この時は焼酎のロックに絞って入れぐびぐびやればもう至福と言ってよく、よくぞ日本人に生まれけり、よくぞ優しい友人を持ちけりと秋の夜長の感謝は尽きない。
まぁ正直言えばこの時を待っていたわけで、今年もまたこの嬉しさを味わうことが出来たことはいろいろな意味で嬉しいことであり、友人たちの息災も含めて感謝また感謝なのである。
ところでサンマ不良の原因の一つとされる外国漁船の乱獲については、中国と台湾、韓国漁船がその「犯人」らしいが、中国なんぞはこれまでサンマの味を知らなかったのだが、日本に旅行にやってくるようになってサンマのおいしさに目覚めちゃったようで、わざわざ大型漁船を仕立てて北海道の東方沖まで出張ってきて巻き網か何かで一網打尽にしているようなのだ。
台湾の漁獲量も多いんだよなぁ。
これでは資源管理どころではないし、サンマは僕ん家だけのものとケチなことを言うつもりもないから獲ってってもいいけど、乱獲だけは止めてちょうだいよと声を大にして言いたい。
資源が枯渇しちゃえばアンタたちだって食べられなくなるんだぜ。ワイズキャッチで頼むよ。
今日はお昼っから大根おろしをたっぷり添えた塩焼きのサンマ定食だぜい!
どど~ん! 体長30cm超級の特大サンマなのだ。それも20尾!
初サンマを祝福する今朝のわがベランダの花たち。上から「空蝉」「ノリコ」と未だに時々咲いてくれる青色のアサガオ
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