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平方録

自家発電能力がなぁ~

古希を過ぎたりと言えども気分も体力も40代 ! というと少し図々しすぎるかなとも思うが、実際50代くらいの体力と気力は備わっているつもりで日々を過ごしているのだ。
ところが、その自信が揺らぐ時がある。

そう言う局面が数えれば5本指くらいはあるかもしれない。
とりわけ夜、布団にもぐりこんだ時に「あぁ、これがジジイというものなのか」と思い知らされる現実がある。
それまで毛布1枚程度を掛けていれば済んでいたものが、秋が深まるにつれて寒くて寝られないようになって掛け布団を引っ張り出したころから徐々に感じるのが「自家発電能力のオトロエ」なのだ。

かつて、といってもそれが崩れたのがいつだったのかという確たる自覚はなく、気が付いてみればそういう状態になっていたとしか言いようがないが、布団にもぐりこめばものの1分も立たないうちにボク自身が発する「熱」で衾中はポッカポカのポカの暖かな春のような極めて快適な状態になったものである。
だから、俗に言う薄っぺらな煎餅布団であっても一向に差障りはなく、朝までぐっすり眠れたのだ。

今は1分どころか、10分経っても30分待ったってそんな状態にはならず、うかうかしていると自分自身の体温さえ奪われかねないくらいの心細さなのである。
そう言う現実に直面してしまうと、もはや己の肉体の発電能力の低下を自覚しないわけにはいかなくなってくる。
突きつけられている現実に気付かされるというのは案外、胸にぐさりと来るもので、けっして居心地のいいものではない。

今使っている掛布団はかつては真冬に使っていた羽毛布団なのだが、中に詰まっていた羽毛も劣化して薄くなってしまったのか、布団自体も薄くなり、保温能力の低下も著しいように思われるのだ。
そこに持ってきて自家発電能力のオトロエも加わるのだから、もう真冬用の布団をいつ引っ張り出すか、時間の問題になってきた。
毛布を使えばいいって ?
ごもっともごもっとも。

でもボクは夜具を重ねるのって、嫌いなのだ。
寝ているうちにグサグサになってしまって寝心地が良いものではないし、かえって寒い思いをすることの方が多い。
うまい具合にはいかないのだ。
自家発電能力が正常だったころが懐かしい。

40代なんてもってのほかだし、50代の体力気力を口にするのも気がひけてきた。
現実ってのは時として残酷な表情をのぞかせるね。
午前4時過ぎの部屋の温度はぎりぎり20度はある。
でも、体感温度はそれどころではなく、もっとずぅ~っと低いように感じられる。
外がまだ真っ暗のせい、と言うことを割り引いてもうすら寒い。
G パンでは寒すぎて腰にひざ掛け用の布を巻いているがそれでも忍び寄る冷気を感じる。
遂に真冬用の暖パンを引っ張り出してきて、ようやく何とか小康を得ている状態である。

冬になりさえすればそれはそれでいいんだよ。
何せ暖房をつけてぬくぬくと過ごせばいいんだから。
今の時期が一番よくない。中途半端なんだよな、寒さが。
これからの焦点は何時ガスストーブを引っ張り出してくるかだ。
寒さに縮こまりながらブログを書いているとネガティブな発想しか出てこないものな。
ふぅ~ゆよコイ、はぁ~やくコイ ♪


台風19号の打ち寄せる波で江ノ島の湘南港堤防の敷衍巣は激しく壊されていた
修復が済むまでは立ち入り禁止が続きそうだ

奥に見えるボードウォークのフェンスは跡形もなく引きちぎられ、どこかに消えてしまっている

堤防の付け根付近も結構ズタズタで波の威力を示している
見出し写真は庭のホトトギス
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