昨日は20℃あった部屋の温度が今朝は18℃しかない。
ベランダからまだ真っ暗な外に出て見ると、南中のやや西に寄ったところに冬の星座の代名詞であるオリオン座と冬の大三角系と呼ばれる1等星3つが輝いているのが見えた。
まるで嵐の時に降るようなような強い雨が、これまた暴風並みの強い風にあおられながら一日中降り続いていたのだが、ようやく晴れ間がのぞき始めたようだ。
東の低い空に糸のような下弦の三日月がはかなげに浮かんでいて、日の出を迎えに出ている。
外の空気はいたたまれないほどの冷たさはないが、寝起きの格好では長い時間は無理というもので、くしゃみが飛び出したのを合図に部屋に引っ込んだ。
火の気のない日の出前の部屋に座ってパソコンのキーボードを叩いていると、冷気が足元から這い上がって来きてどうにも居心地が悪い。
時々覗かせていただいている札幌在住の女性のブログによれば、16℃になったところで寒くてかなわず11月まで使わないと決めていたストーブを使い始めたとあった。
なるほど、札幌の人でさえ16℃は十分に寒いのだナと妙に感心し、とりあえずボクも16℃をストーブ点火のメルクマールにしようと決めたのだ。
…で、今朝は18℃。あと少し。まだまだ我慢だ。
とはいっても寒がりのボクは18℃でも十分に寒い。
昼間の18℃と夜明け前の18℃は同じ数字でも違うのだ。
これは実感だから何とも致し方のないことなのであって、それがヒトという生き物なのだ。
で、真冬用の暖パンを昨日から履き、フリースを羽織って、さらに膝掛けなる厚手の布切れを妻から渡され、それを腰に巻き付けてロープで結わえ、まるでオコモのような恰好をしてしのいでいるのである。
相次いで関東を襲った台風15号と19号は各地に甚大な被害をまき散らしたが、幸い僕のところは何事もなく澄んでホッとしていた。
しかし、15号が主に北風だったのに対し、南風が吹き付けた19号では塩害を心配したのだが、特に目立った被害はないように見えた。
葉っぱの柔らかな木々の葉先が少し縮れたように見えたのも、最初は猛烈な風に長い時間翻弄され続けていたために葉擦れを起こしたためと思い込んでいた。
それが1週間も経つ辺りから散り始め、その間風の強い日もあって、今やボクの目の前にある庭の中心に立っているカツラはまるで冬が来たかのように葉が全部散ってしまい、丸裸の冬ざれの光景をさらしている。
わが家から見える周囲の山々の南斜面の木々の中にも、茶色く変色してしまった木がいくつか見られる。
鎌倉の紅葉シーズンは12月なのだから明らかに塩害による被害が出たということだろう。
カツラ以外にもヤマボウシもハナミズキも葉を落としてしまったから、わが家の庭は一足早い冬景色である。
そんな光景を見せられては余計に寒さも募るというものなのだ。
そんなわけだからパソコンの脇に置いているシングルモルトウイスキーの減り方も想定以上である。
朝っぱらからウイスキー?と眉を顰めるご仁もあるかと思うが、心配ご無用。小さな小さなショットグラスに気付け薬程度入れて嘗めるだけだから…
暖房代わりに身体内部の燃焼効率を高めるってのも生活の知恵ってもんなんですナ。お陰で指先なんかの血の巡りもよくなって、具合良いんですよ ♪
ナントカとウイスキーも使いよう…ってことわざ、なかったっけ?
04:40の東の空 下弦の三日月が屋根の家に浮かんでいる(iphone
で撮っているから月は不鮮明だが…)
05:43 空の一部がオレンジ色に染まり始める
05:44 画面中央上に三日月が残っている
05:45次第にオレンジ色が濃くなっていく