昨日の日中、わが家2階のベランダに面した部屋のガラスの折り戸を全開にしていたら、部屋の温度が24度もあってびっくりした。
あと1度高ければ気象庁が言うところの「夏日」で、今の時期なら「小春日和」とか「インディアンサマー」という風のないポカポカした日が定番なのだが、それをはるかに凌駕して、インディアンもビックリの陽気になった。
日の出前からその兆候はあって、4時過ぎに起きてベランダに出たら波の音が聞こえ、身体を包み込む空気がとても柔らかかった。
台風が近づいていたりしない限り、波の音は普段滅多に聞こえてこないのだが、それが聞こえていたというのは波が高かった証拠で、南の風もそこそこに吹いていたということなのだ。
暖かさは南風が持ってきたのは間違いない。
天気予報で北海道や東北地方に下りてきたシベリアの寒気が平地にも雪を降らせるだろうと言っていたのを思い出し、彼我の差を痛感する。
実際、夜のニュースでは吹雪の中を先生に付き添われて下校する北海道の小学生の姿が映し出され、思わず首をすくめた。健気な子供たちである。
こうした違いを目の当たりにするにつけ、南北に伸びた日本列島の地形を思わないわけにはいかない。
良きにつけ悪しきにつけ、その差は決して小さくない。
そして日の光りは辺りに満ち溢れていたが、ボクはどこに出かけることもなく日がな一日、24度の部屋で過ごした。
先ずは新聞を隅から隅まで目を通し、それから来週に迫った姫の誕生祝いのカードの制作に取り掛かった。
これは既にデザインも決め、材料も買い込んでいたので、案外スムーズに運んだ。
自分で言うのもナンだが手先は器用な方で、出来栄えも我ながら満足のいくものになって、ホッとした。
ホッとするだけでなく、出来上がったカードを陽にかざしてタメツスガメツ眺めてしばし悦に入ったのは、それだけ満足感が高かった証拠だろうと思う。
昼食をはさんで午後はと言えば、布張りのアウトドアで使うお気に入りの椅子に座って本を読んでいたらすぐに眠くなってしまい、よだれを垂らしながら(ウソです!)コックリを繰り返していたようだ。
そんな時間がしばしあって、眠気覚ましにシットアップベンチを引っ張り出してきて短パンに履き替え、上半身は裸で腹筋を刺激した。
シットアップベンチは足を高い所に固定し、頭を下にした姿勢から上半身を持ち上げるので、通常の腹筋運動よりも負荷がかかる。
これを使うのは久しぶりで、やはり陽気に誘われたというべきだろう。
一応100回を目標にしたが、60回でやめておいた。
トシヨリノヒヤミズになってはいけないし、何事も「徐々に」とか「だんだん」という単語の必要性が増す年ごろだと自覚しているためである。
…って言えば聞こえはいいが、いきなりはさすがに無理な年ごろになってもきたのだ。
身の程をわきまえよ! ってことでもある。
とは言え、春までには100回を3セットなんてことになるかも。
シックスパックの腹筋にならないかしらん。
ダンベルも使ってたかだか30分超の運動だったが、たまの気分転換にはなりそうで、真冬の気晴らしに使えそうである。
そんなことをした後、読みかけの本を手に取ったが、直ぐに睡魔が来てあきらめた。
後はパソコンをいじりながら時間をつぶし、なんか引きこもり少年のような1日になってしまった。
そう言えば、ベランダには出たが庭にも下りなかったなぁ。
こういう日もあるってことなのだ。
見出し写真を含めて、画像はすべて横浜イングリッシュガーデンで見かけた「実」
最後の写真はムラサキシキブみたいだけど…