(ちなみに植物のタネを『まく』場合の漢字は『蒔く』が正しかった。訂正しておきます)
8月15日のこの欄に書いた通りなのだが、パンジーのタネのことで、8月中旬辺りに蒔けば年末には日当たりの良い場所の株は花を咲かせるので、正月の玄関にパンジーの咲いたプランターを置くなどと言うことも可能になる。
来し方10数年は終戦記念日が過ぎるころになると頃合いを見つけてタネ蒔きをしてきたが、今年はやれ猛暑だ酷暑だと大騒ぎになってしまい、夏大好きのボクにとっては望ましくてもやっぱり植物は正直だろうからと逡巡していたのだ。
昨日あたりからまた暑い夏が戻りつつあるようだが、終戦記念日を過ぎるころから朝晩の気温がぐっと下がり明け方などは毛布を重ねるほどの涼しさが続くようになった。
寒暖計を確かめれば21~22度などという信じられない数字が並び、これはもうパンジーの発芽適温ではないかと腰が浮いたのだった。
しかも涼しい日々は少なくとも1週間は続くという気象庁のご託宣である。
そういうことであるなら花咲爺として取るべき道はひとつである。逡巡をきっぱりと断って17日にタネ蒔きを決行したのだ。
ここ数年蒔き続けている「モルフォ」と「みやびキューティーアプリコット」に今年新たに「よく咲くスミレ ライチ」「よく咲くスミレ レモネード」2種を加えた4種類をピートバンに溝を掘って行儀よく蒔いたのだ。
等間隔をきちんと守って蒔いておくと発芽した苗が重なることがなく、成長した苗をポリポットに移植して育苗させる際にダメにしてしまう苗を出さずに済むのだ。
芽吹いた苗は1本残らず育てたい! それが花坂爺の花坂爺たるゆえんであり、願いでもあるのだ。
タネを蒔き終えたピートバンは今わが家の2階ベランダの一番風通しの良いところに直射日光を何パーセントか遮る寒冷紗をかぶせて置いてある。
毎朝ピートバンの湿り具合を確かめ、発芽を待つ。
今日22日でタネ蒔きしてから6日目に入る。
通常1週間前後で発芽し始めるからそろそろで、今朝確かめたら「おはようございます たった今出てきました よろしく!」みたいな風情のまだ子葉も開かないままの芽が1つだけ顔をのぞかせている ♪
種類はモルフォで、こいつは幸先が良い。嬉しい。順調だぜ。この調子で後に続いてもらいたい。
種苗メーカーのカタログ通りだと発芽率は70%程度だが、少なくとも80%はいかせたいね。あわよくばそれ以上…
そう、花咲爺は欲張りなところもあるのだ。
今朝「おはようございま~す」とモルフォのトップバッターが顔をのぞかせた。生まれたてのホヤホヤ ♪
こういう具合にピートバンに溝を掘り
溝に一粒一粒を等間隔に置いて行く。溝を埋め戻したら後はピートバンが乾いてしまわないように注意して発芽を待つ。案外根気がいるのだ
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