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平方録

自然は整然と歩を進めているようだ ♪

今朝まだ暗いうちに目が覚め、時計を見たら午前3時だった。
起床時間までまだ1時間は眠れる。
こういう時間に目が覚めるのは珍しく「?」と思ったのだが、西側に並んでいる縦長の窓から満月を越えたばかりのまだ丸さを残した月がこうこうと輝いて真っ暗な寝室を照らしていた。
目が覚めたのは、差し込んでくるこの月明りに反応したんだと思う。

暦の上の半夏生は夏至から数えて11日目、7月2日ごろから七夕までの5日間を指すから、あと少し。
一方でハンゲショウと名付けられた植物の方は今やすっかり化粧を調え、白粉の白と濃い緑色が美しいコントラストを描き出している。
時々出掛ける近所の池と森の公園の一角にこのハンゲショウの群落があって木々のまばらな谷間の草地を埋め尽くして見事 ♪

この公園にはハンゲショウの群落のほか、別の場所に秋になるとツリフネソウの群落も現れる。
そして水辺の湿地には狭いながらアシやガマが生えていて、今の時期はガマの穂がまだ小さいながら出そろいつつあり、風にそよぐ葉の間からスックと立ちあがっている。
そしてガマの穂以上に目立つのが遠目にはガマの穂にそっくりに見える黄色くて細長い千歳飴のような棒状のもの。
多分、アシの塊の中に出来ているのだから、あれがアシの穂なのだろうと思う。
ボクにとっては「新発見」ということになる ♪


狭い谷を埋め尽くす半夏生


白と緑のコントラストが薄暗い森の中で明るさを演出する

水辺に広がるアシとガマ


いささか見にくいけれど、細長くて薄い黄色の棒状のものがたくさん見える

白いハギも咲いていた


目の高さの斜面に咲いていたヤマユリの花束

何と1本の茎にすでにしおれた花も含めて17もの花を咲かせていた !

道端に咲いていたこの花の名前は不明だが、実に良く整った形をしている
世が世なればどこかのお姫様なのかも…

家紋のデザイン見本みたいだし、ツボミも三角錐だか五角錐の形をしている

ネジバナの花期もほぼ終わり 
咲き終えた茎の先によじれてついていたタネをこそいできて庭に蒔いた ♪




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