3、4日続いたポカポカ陽気の日から一転して北風が冷たい日だったが、明るい日差しに誘われて散歩に出た。
山の神がついてくるというので、ならばと"隠し里の桃源郷"を歩いてみることにする。
大袈裟ではなく"隠し里"の外からではその存在すら気がつかないような場所に、信じがたい光景が広がっているのだ。
丁度、点在するウメの木々が満開になっているころである。
ウグイスだってあの桃源郷のような場所なら歌を歌いやすいだろう。
そろそろ歌い出してもいい頃ではないか…
わが家から7~8分。傾斜地の畑の片隅に植えられている桃の花が見ごろを迎えている
この日は良く晴れていたものの、北風が冷たい日だった
ただし陽の光は思ったより強く、日陰以外のところではちっとも寒さを感じなかった♪
畑の北側ではカワヅザクラが満開になっている
バス通りを横切って尾根筋の道に入る
100mくらいある竹藪のトンネルが現れる
トンネルをくぐっていくと竹藪のわずかな切れ間から富士山がのぞくが、無粋な鉄塔が…
竹のトンネルはまだまだ続く…
すると突如視界が開け、広々とした空間の広がる場所に出る
周囲を住宅地に囲まれつつ、この一角だけは取り残されたかのような、信じがたい光景が広がる
鎌倉に移り住んで45年以上経つが、その当時と姿はほとんど変わっていない
自由に枝を伸ばしているウメの木が点在し、満開のころを見計らってこの辺りを散策するのが早春の楽しみの一つになっている
ウグイスの澄み切った鳴き声が響く場所なのだが…
菜の花も咲いて如何にも春は盛りに差し掛かろうとしているのだが…
残念ながら、この日も初音を聞くことはできなかった
(画面中央の木はソメイヨシノ)