平方録

ホントに選挙やってる?

妻のお供で横浜イングリッシュガーデンへ。
300品種もあるアジサイの花を見たいというのが当初の狙いだったが、行ってみるるとバラの2番花が思いのほか沢山咲いていて、ほぉ~っ! というくらい花の量が多い。
もっとも、2番花は初夏に咲く1番花に比べれば花一つひとつの大きさも、香りの強さも下回るのだが、それはそれで、一斉に咲いているところはそれなりに楽しめるものである。
まだ開き切っていない蕾も沢山あって、第2のピークは、これから2、3週間は楽しめそうである。

わが家の庭で実生で育ったナンキンハゼの4、50センチほどの苗木を一昨年、池の右奥に植えたのだが、昨日確かめたらもう5、6メートルの高さに育っていて枝葉を伸ばし、周囲の木々の頭を超す勢いなのには驚いた。
元々成長の早い木だが、ここは土壌がいいので、よりぐんぐん育っているようである。
この分だと、今年の晩秋ぐらいから紅葉が楽しめるかもしれない。白銀色をした実も付くから、鳥も寄ってくるはずである。
ナンキンハゼの群落は奈良公園が有名で、最近では街路樹にも使われるようになってきたから、目にする機会は増えているはずである。
真夏の炎天下に、桃のような形をした比較的小ぶりの葉が風にそよぐところなどはとても涼しげである。

ところで、いい塩梅なのだが、参院選が22日に公示されてまだ今日で6日目だが、一度も候補者とすれ違いもせず、選挙カーの“騒音”すら耳にしていない。神奈川選挙区は定数が4で12人も立候補しているらしいが、掲示板はちょくちょく目にするが、12枚のポスターが貼られているかどうか確認したこともない。
関心がないわけでなく、逆に大いにあるのだが、個別の議員のことなど正直いってどうでもよく、右翼のアベなんちゃらの手下か、そうでなければ独裁的なアベなんちゃらの企みに身を持って抵抗しようという立場なのかどうかが大事なのである。

そうした連中の中で、あと一歩の当落線上にいる候補に投じて底上げを図ろうという算段なのだ。
気に食わないことにアベなんちゃら一味のうち、2人は既に他の候補を引き離しているらしく、まぁ、それはそれで受け入れるしかないが、それ以上の当選者を出されては困るのである。
アンチ陣営の候補者が共倒れしないようにしなくてはならず、終盤情勢がどうなるか、注視しているのだ。

改憲勢力が3分の2に迫る勢いだという世論調査結果が示されたばかりである。
アベなんちゃらの狙いは9条の改正だから、良く議論して発議するなどと言っているが、しれたものではない。
3分の2をとればすぐに前のめりになって改正の発議に向けて突っ走るだろう。
イギリスの国民投票を見れば分かるが、有権者の投票行動なんて理性に裏付けられたものではなく、後先をじっくり考えてのことでもないことが、如実に示されたというべきなのである。

いま日本で国民投票が行われれば、やはり同じような現象が現れるだろう。そうなってしまえば平和主義とも国民主権とも基本的人権が尊重される社会ともサヨナラしなければならなくなる。
大切なものを失ってから悔やんでも、それは後の祭りなのだ。

しかし、こうも静かな参院選でいいのかな、という思いも頭の片隅をよぎる。
もっと大騒ぎにならないと、国民は眠ったまま低い投票率で終わってしまい、そうなればアベなんちゃら一味に分がありそうではないか。
寝た子を起こすような事ができるのかどうか。野党とマスコミの責任だろうよ。さぁ、どうする。



わが家の近くの田んぼの田植えがようやく終わり、青い空の下、か細い苗を揺する風が心地よい
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