平方録

情けないけど体力が落ちかけている

情けないことだが、体力が落ちちゃってるようだ。3か月ぶりのゴルフは大いにくたびれた。

わが家から30分ほどの海辺の松林の中にあるゴルフ場は乗用カートがない。
イギリス発祥のこのゲームにそもそも乗用カートなるものは存在しなかったが、現代人は歩くことをあまり好まないのだ。
知恵者がいて電動カートに乗ってボールのところまで行き、ボールを打ったらまた電動カートに乗って移動するやり方を編み出したのだ。

それがゴルフの常識になっている中で、ここでは原点を踏襲したままだから、好き嫌いを言っている場合ではなく、否が応でも自分の足で歩くしかないんである。
だからここでのプレーヤーはアウト、インを合わせた歩数は15000歩前後に達する。
ボクの打つボールの弾道はなかなか定まらないものだから、ボールはコースの右に行ったり左に飛んだり、場合によっては並行している隣のコースにまで飛び込むので、上手なプレーヤーよりも歩く距離は増えるのである。
きのうは16000歩を超えた。

朝から雲が多く、蒸し暑い日だった。
ただ、太陽は雲の切れ間から時たま顔を見せるくらいで、ほとんど薄い雲にさえぎられていたから真夏の強烈な日差しを直接浴びることもなく、海辺だから南寄りの風が吹いていて汗は適度に引く。しかし如何せん湿度は高く、温度も30度手前くらいあったはずで蒸し暑かった。
そういう気象条件だったのでわれら爺婆軍団の合言葉は「熱中症を防げ!」であったのだ。

ボクなんぞは売店で「塩と夏みかん」と書かれた500mlのペットボトル飲料と、同じく500mlの凍らせたスポーツドリンクを買い、前半9ホールの間に飲み切った。
ちなみに塩と夏みかんという飲料はおいしくなかった。
午後は塩分抜きの真水2本を買ったが、1本は残った。
だから、プレー中は1・5リットルの水分を補給していたことになる。

おまけにアルコールを飲むと分解に体内の水分が奪われてしまうので、昼食時のビールは小さなグラスビールにして気分だけを味わうという涙ぐましさだったのだ。
足りない分のアルコール充填はプレー後の19番ホールに移して盛大に浴びればいい話で、駅前に戻ってアナゴのてんぷらとシメサバなどで大いに浴びつつ杯をあおってきた。
ブルーチーズ入りサラミなどと言う際物があったので注文したら、これが酒のつまみにもってこいで、そんな食い物があるのを初めて知った。

絵筆を持つことを退職後の喜びにしている仲間の話をじっくり聞く前にお開きになりかけたら、ちょっと待て! とスマホを取り出して保存してある画像を見せるものだからじっくり見たが、3か月前より腕前は上達したようでびっくりした。
前回見せられた時は人は見かけによらないものだと思ったが、今回は感心した。
もともと筋というかセンスがいいんだと思う。
何より描いている対象のデッサンがしっかりしているのだ。

何か自慢話をしろと言うものだから今年のわが家のバラづくりの話をしておいたけれど、ボクらは世の中の多くのジジイやババアたちが寄り集まれば必ず話題にするという病気や愚痴交じりの辛気臭い話はしないと決めているのだ。
某美大の社会人コースに入学したバアサンも何とか講義についていっているようで、絵ばかり描いていると思いきや今週は考古学の授業があるとかなんとか言っていた。
身近に「画伯」が2人もそろうとは夢にも思わなかったぜ。

それにしても国会の閉会中審査が気になる。
どうなったんだろう。





直径13~14cmもの大輪の花を咲かせる去年のこぼれダネで育ったアサガオ


ノリコの2番花
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