2日掛かりでゴーヤのネットを張り終えた。
これで例年通り、ゴーヤの緑のカーテンが真夏の2階ベランダに心地よい日陰を用意してくれる。
それにしてもネットを張るだけで2日もかかる?と思われるだろうが、実はこういうことなのだ。
これまではネットを結び付けた細い棒状のものを屋根の庇に括り付け、もう一方をプランターに縛り付ける形で張っていた。
この作業のハイライトは、何といってもネットを張った棒状のものを庇に括り付ける作業で、脚立のかなり高い所に上らなければいけない。
肝心の脚立に十分な高さが無かったため、不安定な天板の上に立たなければ手が届かず、自分でも結構バランスに気を付けながら半分恐る恐る、緊張感をみなぎらせて取り組んだものだった。
山の神が「危なっかしくて見てられないわ。脚立から落っこちて骨でも折ったら、骨折だけで済まないかもしれないし…、止めてください」ときつく言うので、ボクも、まぁ頃合いかなと"脚立天板起立おっかなびっくり方式"は断念することにした。
で…庇にネットを括りつけられないとなると、どうやってネットを張るか…
思案の挙句、プランターから垂直に支柱を立ち上げ、横棒を渡して自立型の大枠を作り、それにネットをぶら下げる方式を採用する。
しかし、このネットを張った枠組みをぐらぐらさせずにピンと立てておくことは、それほど簡単な事でもない。
長さ240cmの竹を模した金属製の棒をホームセンターで買って来て、240×240のそこそこの大きさの枠を立てたのである。
そこであれこれ工夫を凝らし、何とかぐらつかない枠組みを完成させたところで初日の午前中一杯を費やしてしまった。
折からのカンカン照りである。
風はそこそこ吹いていて、汗と熱が体内にこもるなんてことは無かったが、身体を動かせばそれなりの熱量を消費する。
麦わら帽子をかぶり、水分をがぶ飲みしながら3時間続けたところで、ゴーヤが逃げるわけでなし、ジジイなりの体力に合わせてボチボチやればいいか…と翌日に繰り越した。
昔なら一気呵成に仕上げなければ気が済まなかったが、この辺りがロージンのロージンたる所以かと、自らを納得させる。
そして昨日、微調整を繰り返し、ネットを張り終えたのが正午少し前。
都合2日間で合計6時間を費やして自立型のネットは完成した♪
ネットに緑のカーテンが広がり、どんなに強風を受けても、何とか持ちこたえられるだけの強度は確保したつもり♪
しかし、何といっても庇にネットを直接括り付ける方が簡便でしかもしっかりと張れる。
例えば庇にあらかじめネットを引っかける鈎のようなものを設置しておくとか、今回の自立式なんか手の込んだものを立てるより、もっとうまい方法があるような気がするのだが…
夏の緑のカーテンは気分もいいし、住宅メーカーに相談してみようか。
まっ、それはともかく、もう葉が生い茂り、実が生り始めているお宅もあるというのに、わが家は蒔いたタネからようやく芽が出たところで、これからの成長を見守りつつ、わが工作が無事に収穫期を終えて役目を立派に果たし終えてくれることを楽しみにしている♪
いつの間にか、こぼれダネから芽生えたキンレンカが花を咲かせてくれている♪