「ヴォンフォン(スズメバチ)」。マカオの言葉でニックネームされた台風19号は、我が家に限っていえば特段の被害ももたらさずに通り過ぎていってくれた。
塩害を心配したけれど、朝起きてバラなどの葉っぱを舐めてみたが、塩味はしなかった。高い木の梢の葉も縮れたりはしていない。
背の高いケイトウが2、3本傾いたくらいである。
やれやれ、良かった良かった。
まだ確認できていないが、横浜イングリッシュガーデンもこの分では被害が出たとしても軽く済んだのではあるまいか。
昨日、台風情報を気にかけながら、一番若いガーデナーの黒ちゃんは雨の中、たった1人で2400本のコスモスの丘に防風ネットを張る作業を、先週に引き続いてやっていた。
かく言う小生も、サンマ祭りを大幅に縮小して実施したおかげで助っ人に入らずに済み、ガーデンの台風対策にまわった。
お役目はバラの株を紐で小さくまとめる作業。すでに開いている花や蕾が強風に煽られないようにするためである。
枝先の花や蕾が強風に煽られると、花びらは擦れてみすぼらしくなり、蕾は開く前に傷付いてしまう。重みで枝が折れてしまうこともある。
煽られ揺さぶられないようにするために、出来るだけ小さくまとめるのが、この場合、上策なのである。
とはいえ、綺麗に咲いている花が周りの枝で前後左右からはさみつけられる姿には忍びないものがあるが、一時の辛抱である。そう言い聞かせてしばりつけていく。
天候は持っだろう、ということで出掛けて行ったので雨合羽の準備はしていない。一時降り止んだものの、ずぶ濡れになってしまった。おまけに、バラの株を抱えて紐を巻くのだから、株についた水気も抱き抱えることになる。
水も滴るいい男、の出来上がり...ですナ。
濡れたので寒くてたまらず、3時の休憩時間で撤退させてもらった。すぐに帰り、風呂に入って温まり、アルコールを流し込んで内部からも暖をとったおかげで、幸い風邪は引いていないようである。やれやれである。
サンマ祭り決行の判断はともかく、台風の被害さえ軽微ならメデタシメデタシではないか。
塩害が心配で部屋にビニールシートを敷いてパンジーの苗と大切なバラひと鉢を避難させた
開始早々、土砂降りの雨にたたられたサンマ祭り
バラには気の毒だが、強風に煽られないように紐で強く縛りつける
台風一過の朝
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