近所の神社で初詣を済ませた後、バスに乗って鶴岡八幡宮まで出かけたが、3が日は市内中心部への車の乗り入れはバスとタクシーを除いて禁止されているから交通渋滞はゼロ。15分もかからず、あっという間に到着するのが好都合である。
鎌倉市民の大多数が車両乗り入れ禁止の良さを実感するところなのだが、3が日に限定せず、年に何回か導入すれば観光客の皆さんにも街をゆったり散策してもらえるのにと思うのだが、なかなかそうはいかず、観光シーズンともなると身動きが取れなくなるのが、現世利益のみに狂奔する浮世の実相なのである。
11時前に“鶴ッパチ”の境内に到着したので、参拝待ちの行列は境内の半分程度までしか伸びていなかったが、それでも本殿前まで進むのに45分もかかってしまった。
天気が良いと善男善女の出足は良いのだ。
ここから長谷に回って長谷観音に詣でた後、権五郎神社の境内を抜け、極楽寺にもお参りし、月影地蔵の脇から照葉樹と広葉樹の生い茂る尾根筋に分け入って鎌倉山へと抜けて帰ってきた。
空はどこまでも青く透き通って明るく、風も無し。一足早く「光の春」を実感させる気持ちの良い1日だった。
この日来客は無く、夫婦2人の静かな正月で、何と夜は冷凍の餃子とビールにワインという破調である。
そして今日2日から7日まで、小1の姫が遊びにやってくる。
3日までの二日間は10月に生まれたばかりの妹君も一緒だが、その後、姫は1人で残るのである。
この間、3日の日にはやはり今年2月に生まれた若君とはとこのダンゴ3兄弟が同時に集まることになっていて、どうなることか想像がつかないが、こいつは春から何とやら…で、じいじとしては盆と正月が一緒にやってくるようなものである。
さて、今年の参院選から投票権年齢が引き下げられ、満18歳から選挙権が与えられるようになった。
新聞も読まないとされる若者たちが何をよりどころに投票先を選択するのか興味があるが、既に20歳を過ぎていたって新聞は読まれていないし、政治なんぞに関心がないのか、投票率が極端に低いのもこれまでの傾向である。
もっとも、政権にピッタリ寄り添って代弁者のような紙面を作っている新聞もあるので、どの新聞でも良いわけではないが、少なくとも、政権に批判的な記事を載せている新聞を信用すべきだと、アドバイスしたい。
戦争法案の審議過程で大学生を中心に高校生も大勢混じって反対の声を上げていたのを心強く思ったが、果たしてどんな投票行動を見せるのか、興味津々ではある。
高校時代以降のわが身を振り返ってみれば、政権与党と聞くだけで諸悪の根源だと思っていたから、権力に対しては常に敵のような目線を送り続け、それは今日に至るまで変わらない批判の対象としての存在なのだが、“今どき”の若者はどうなんだろう。
小選挙区制度の悪い一面で、ちょっと有権者の振れ幅が大きくなるとオセロのように白と黒とがあっという間にひっくり返り、その差が歴然とするから現在のアベなんちゃら政権のように、憲法をまったく無視してはばからない横暴な政権が誕生してしまう。
戦争法案に反対の立場を表明して行動に出た高校生と大学生たちは「僕たちは戦争なんかしたくない」という明白な意思を持っていた。
その通りで、元旦のブログにも書いたが、今年最大の懸念は参院での3分の2の議席を改憲勢力に与えてしまい、憲法改正の道を突っ走られることなのである。
よもやそういうことにならないように、真っ先に鉄砲を担がなければいけなくなる若い人たちに、権力側の言うことなど絶対に信用するんじゃぁないぞ、耳触りが良ければよいほど気をつけろ、と言いたいのである。
まず、近所の氏神様へ初詣。
鶴岡八幡宮では45分待たされた。
長谷寺から眺めた鎌倉の街と海
長谷寺の「黒光」という名の真紅のボケ。これがホントのピンボケ。
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