自転車を漕ぐ気にならなかったので、徒歩でのパトロールにした。
久しぶりに極楽寺に抜ける尾根道に分け入り、月影地蔵を経て極楽寺の脇を抜け、切通を下って権五郎神社の境内を横切り、長谷寺の隣の光則寺まで。
この尾根道は元々観光客が近寄らないところだが、土曜日だというのに誰ともすれ違わなかった。
ただし、長谷界隈には鎌倉観光で欠かせない大仏と長谷寺があって、土日はいつも歩道から人がこぼれるくらい混みあうところだが、この日はそれほどでもなかった。
光則寺では若いカップルが庭石に座って時折朗らかな笑い声をあげるくらいで、この2人以外には誰もいなかった。
喧騒とはかけ離れた静けさと季節季節に咲く花の数の豊富さがここに足を向けさせる理由である。
大仏と長谷寺に挟まれた信じられないくらいの別世界と言ってよい。
ただし…端境期なのだろう、花はがっかりするほど少なかった…
木漏れ日の尾根道を行く
尾根の両脇に迫る家々からは人の笑い声や子どもの歓声などが聞こえてきたりする
稲村ケ崎辺りの海が見える
路傍でひっそりと咲くコギク
この辺は照葉樹が多い
尾根道を下りて月影地蔵の脇に出る
極楽寺坂を抜けて権五郎神社前に来ると藤沢行きの江ノ電が緩い上り勾配を上って行った
境内を通過させてもらう
長谷寺ではトイレを拝借したのみ
し~んと静まり返った光則寺
木々が葉を落とし始め、見通しが良くなった
目についたのはサザンカとか…
これは白のサザンカ
シュウメイギクや
ホトトギス
タイワンホトトギスなどおなじみさんばかり
他はと言えば…マンリョウ
センリョウ
ナンテンの赤い実が目立つ程度
こちらもセンリョウの仲間
そんな中で、ふと足元の小さな鉢に目が留まる
オシベの先っぽの真っ赤な球が印象的だが、鉢に差してあった名札はかすれてしまって判読不能
Google Lens の答えはトンチンカンで分からずじまい
名札には「ウサギゴケ」と書いてあった
なるほど…ウサギの耳にそっくりだが、花は1cmにも満たない小さなもので、iphoneでピントを合わせるのは結構難しい
極小の葉っぱを茂らせていて、なるほど苔の仲間なのかと思う
ツワブキが咲きそうだった
盆栽のマツ
名前は不明ながら黄葉が始まっていた