冷たい雨が止んだのは予報より随分早い午前10時前だった。
ただし時折陽射しが漏れては来るものの、空一杯に青空が広がるのは午後も遅くなった日没が迫るころである。
ロクに外の空気を吸っていなかったので、思い立って江ノ島まで陽が沈むところを見に出かけた。
当地の13日の日没時間は16:30。
3日前の10日は16:29だったから、たった1分だが日の入りが遅くなっていることが分かる。
更に10日前の11月30日が16:30だったから、日没時刻が早まる現象は底を打って、再び遅くなり始めたということが分かる。
もっとも、日の出時刻は相変わらず遅くなっていて、11月30日の6:30に対して13日は6:41と11分も遅くなっているのだから、昼間の長さはまだ縮んだままである。
とは言え、22日の冬至に向かって陰陽が逆転する日はもう秒読みと言ってよい。
一陽来復♪
もういくら寒い日がやって来たとしても、雪が積もっても、日脚はぐんぐん伸びていき、やがて「光の春」なんて希望に満ち溢れた言葉が躍るようになればウグイスが初音の時期を探り始めるだろう。
寒いのは大っ嫌いだが、この「一陽来復」という言葉一つで鼻歌を歌いながら春を待つ心構えが出来上がる♪
16:12 富士山と入り日 (江ノ島に渡る弁天橋から撮影)
去年の大晦日、この橋と隣り合う片瀬西浜で姫と2人きりで日の入りを眺め「今年最後の太陽だね」と言う姫に大人っぽさを感じてハッとさせられたものだった
来年受験を控えている姫は来たがっているが、今年は諸事情が許さず、来れそうにないのが悲しい