「おう、八っあんじゃね~か、久しぶりだなぁ」
「あ~、熊さん、ただいま」
「ただいまって、どこ行ってたんだよ? しばらく顔見せなかったな」
「うん、日本がすっかり嫌になっちまってね、そんでもって海の外の諸国を漫遊してたのさ」
「ふ~ん、てっきり何かしでかしてムショにでもぶち込まれてるんだろうと思ってたぜ」
「よせやい。アベなんちゃらと違ってそんな悪党じゃね~よ」
「八っあん、仮にも一国のソーリダイジンだぜ、アベなんちゃらは。ソーリダイジンをつかまえて悪党呼ばわりはどんなもんだ? 」
「そんなことね~よ。アベなんちゃらが花見がどうのこうので問題になってんだろ? あんな税金使って自分の支持者の御機嫌取ってるような野郎は悪党の、破廉恥の、コンコンチキのぽんぽこりん野郎以外の何物でもねぇ~だろ」
「う~ん、確かになぁ。呆れた話ではある」
「呆れただけで済む話じゃね~よ。公私のけじめもつけられねぇ奴にソーリダイジンを任せるわけにゃ~いかねぇ~ね。ことは深刻だぜ。それでさ、今日20日に首相を辞任するって話をネットで見てさ、嬉しくなって大急ぎで帰って来たってわけさ。しょぼついた顔でさ『私辞めます』って言う、その瞬間を見届けてぇじゃね~か」
「オレもなぁ八つあん、そういう話は読んだよ。アベなんちゃらの首相在任期間がこれまで最長だった桂太郎の2886日を抜いて今日20日に2887日の最長を記録したんだ。それを花道にって魂胆だって言うんだろ。でもな、奴は辞めね~よ。権力亡者が自分から辞めるって言うわきゃね~んだ。あれはガセだよ、ガセネタ」
「うんにゃ。7年もやってロクな業績も残しちゃいねぇ~んだ。加えて悲願だと言っている憲法改正だってほとんど絶望的だろ。それで任期までおめおめやってられないさ。自分だってそのことは分かってるだろうよ」
「だからボロボロになってスゴスゴ引っ込むより、人気が残っているうちに放り出そうって寸法かい」
「その通りだよ熊さん。そうなりゃ辞めた後だって一定の影響力は残せそうだと思ってんじゃね~のか。カッコつけていたいだけなんだよ。とにかく中身が空っぽだし、ヤツの無責任体質からすれば、それが一番いい方法なんだよ。『私責任取りました』って胸張って言ってさ、実はトンヅラなのさ」
「う~ん。まだ信じらんねぇ~なぁ」
「今日じゃね~かもしれね~が、必ずそういう日が来るって。近いうちにさ。それくらい深刻な問題だぜ今回の件は」
「これがうやむやになってアベなんちゃらがまだのさばるようなら日本列島は沈没してしまったほうがマシだな」
「もう沈没しかけちゃってんじゃね~のかい、とっくにさ。何とか止めなきゃ子や孫に申し訳が立たね~ぜ」
湘南海岸から見たアベなんちゃら辞任前日の富士山?!