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平方録

サメの脳ミソと春一番

今度こそ気象庁は「春一番」だと認めた。
ボク的には2日の節分に吹いた南寄りの強風こそ春一番でいいじゃないかと思ったのだが、「立春を過ぎてから」という不文律の前ではなすすべもなく、四捨五入もしてもらえなかった。
昨日は日差しこそ明るかったが、肝心の空気はピリッとしていて吹き付ける風は肌に切りかかるようで冷たかった。
節分に吹いた風のほうは、より春の名にふさわしい温かさを含んでいたのに…

五輪組織委会長のモリキローがアホな発言をしたと言って騒ぎになっている。
これまでだって随分トンチンカンな発言を繰り返していて、今更騒いでどうするって感じだが、そもそもそういう人物が東京五輪の顔に納まっているのだから以て瞑すべしなんじゃないか。
御大はかつてソーリダイジンという要職に就いていた時、愛媛県立水産高校の漁業実習船がハワイ沖で突如海中から急速浮上してきたアメリカ海軍の原子力潜水艦に船底を突き上げられて沈没、大勢の高校生が亡くなったという知らせを横浜のゴルフ場で聞いてもゴルフを続けてヒンシュクを買い、退陣に追い込まれた‶前科者〟である。

「ノミの心臓、サメの脳ミソ」という例えがある。
どちらも‶小いせぇ小いせぇ〟の蔑んだ意味を込めて使われるが、恐れ多くもモリキローについては「サメの脳ミソの持ち主だからな」と言われていたものだった。
そういう人物を選んだ男こそ大ウソつきのアベなんちゃらで、もう何をかいわんやではないか。
こういうヤカラをのさばらせてきた国民が悪いのさ。

汚らわしいから話題を変える。
びゅうびゅうと吹きまくる強風の中を散歩に出かけた。
風の吹き始めの午前中のことで富士山はまだ霞の彼方に浮かんでいたが、頂上付近に雲がまとわりつき始めていた。
まさにお山でも相当な風が吹き付けていることをうかがわせる現象で、今日こそ間違いなく春一番だろうとは思ったものだ。

そして南西の強風をちょうどうまい具合に防いでくれている笹薮の前に立ってランドマークタワーなど横浜方面を眺めていると、辺りで「チチッチッチチッ」という小さな鳴き声が聞こえているのに気付いた。
こういう時、片耳しか聞こえないボクは音の発生源を探し当てるのにいささか苦労させられるが、ややあって脇の笹薮の中と判断した。
それも1mか2m足らずの至近距離のように思えた。

結果は3mほど離れたゆるくカーブした道の先だったのだが、ボクがそろりと音に近づこうとしたら3羽の鳥が一斉に飛び立って1羽は笹薮の中に逃げ込み、もう2羽は別々の方向に飛び去った。
いずれにしても一瞬の事だったのだが、あの姿は大きさと言い身体の色と言い間違いなくウグイスだろうと思う。
第一、鳴き声が「地鳴き」のそれそのものだったのが何よりの証拠だろうと思う。
そうか、キミたちの寝ぐらはここにあったのかい ♪

楽しみが増えた。間もなくだろう、初音を聞けるのも。


10:16 ようやく風が強まってきたころで、遠景は春霞のようなベールに包まれていた

自分のマナコが曇り切っているようなうっとおしさが…


江ノ島の周りの相模湾には白い波頭が立ち始めているのが遠目でも分かった

近所にあるこの笹薮と小路にウグイスがいてボクの姿に一斉に飛び立ったのだった ♪

ウグイスに遭遇した場所から少し離れた野球場の外野フェンスのトベラの植え込みにメジロがいて何やら食事中のようだった


この一連の写真は1mくらいしか離れていないところで撮った
茂みの中に動くものがいるのに気付き、ウグイスを慌てさせてしまった直後だったこともあり、気配を消して枯れ木になったつもりでiphoneを手にしたままじっと動かずにいた
この作戦は奏功し、手に取るようにボクの目の前で何ら警戒心を起こすことなくエサをついばむ姿を存分に見せてくれた ♪


逆光なのが残念 それでも順光の位置にくるまでじっと待つ

実の類はなく、何を食べているのかと葉の裏を見るとアブラムシのような極小さな虫が所々にいたから、それを食べていたものと思われる


こちらのメジロは2日の日に立ち寄った片瀬の常立寺境内で撮影


iphoneじゃこの辺りが限界だね

#みんなのブログ #春一番 #オリンピック再延期
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