あの人間性の酷さ、醜さは何も今始まったわけではない。
持って生まれて来たであろう素地に自ら磨きをかけ、それでもって権力の座にしがみつく手段としてきただけに、もはやその達するところは特別天然記念物級と言ってよい。
ただ、天然記念物は保護されるべき対象として扱われるが、この件に関してはヒトの目に触れることのないよう、生息エリアを限ってのみ生息を認め、世の中と完全に隔絶した上でさらに永久に公開禁止の措置を取らなければなるまい。
さもなければ、その害毒は善良な市民にあまねく及んでしまい、ひいては国を滅ぼすことにつながりかねないから。
現に今、世界の先進国の中で唯一の「衰退途上国」としての道をまっしぐらに進んでいるのだから、一刻の猶予もならないと知るべきだろう。
よって、文化庁は直ちに指定の手続きを進め、しかるべき措置を講じるべきなのだ。
対象が親分だからと行って何をはばかることがあるものか。
幸か不幸か、彼らには彼らなりのムラがあるから、そこに閉じ込めればいい。
閉じ込めるって言葉に抵抗があるなら〝おこもり願う〟って表現でどうだ。
ムラの住人たちの奮起と協力を期待するゆえんだが、これまではその期待はことごとく裏切られてきた。
でも、さすがに今度ばかりは呆れているムラビトたちも多いのではないか。協力するムラビトも現れるのではと思うが、甘いか。
第一、天然記念物たちと同じに見られたら、こんな恥ずかしいことは他にないだろうと推察するからだが、さてどうなんだろう。
もう一刻の猶予もならないと思うんだけどねぇ。
何の話かって?
年金だけでは老後の生活費が30年間で2000万円も不足するから自分たちで何とかしろって報告書が出された問題。
これから選挙があるってのに、そんな報告書が世の中に出回ってしまったら、俺たちの議席はがた減りしちゃうじゃないか。だからそんな報告書を受け取るわけにゃぁいかないヨって、無いことにしちゃったアレ。
この話は報告書を待つまでもなく、真面目に自分たちの将来を考えている人々には常識のような話で、その程度の認識は持って暮らしているのさ。
それを自分たちの耳には痛い話だからって、ないことにしてしまう…
まるで聞き分けのないジコチューの悪ガキと変わらない。
悪ガキたちは親が拳骨を握るそぶりをすれば首をすくめて大人しくなるが、天然記念物野郎どもの首をすくめさせることができるのは有権者だけ。
さて、今度の参院選はどうなりますか。
今度もまた黙って付き従いますか、彼らに。
でもって、奴らの歪んだ笑顔につられて自分たちもヨカッタヨカッタ、ヤレヤレと胸でもなでさするとしましょうか…
横浜イングリッシュガーデンのバラが終わり、アジサイを見に行った。
首都圏随一の約300もの品種があり、バラとはまた違った魅力を発散していて飽きることがない。4枚目は「鎌倉」と命名された品種。