平方録

わが家の“文明開化”

いやぁ~、春眠不覚暁!
今朝は1時間半も寝過した。
鼻が詰まっていて口を開けて寝ていたと見え、夜半に目が覚めた時は喉がからからになり、のたうっていたのが原因のようである。

孟浩然の「春暁」は 処処聞啼鳥 夜来風雨声 花落知多少 と続く。
今日日中は温暖前線が通り、強い雨に加えて南寄りの強風が吹くそうで、文字通り花散らしの嵐になりそうである。
花に嵐はつきものよ、サヨナラだけが人生だ、という詩があった。
花散らしの嵐がやってきてこそ、本格的な春というものである。
これで、寒のような寒さとはいよいよオサラバ出来るに違いない。そう願いたいものだ。

さて、今回は新車レポート。
13年振りの新車はただいま慣らし運転中だが、2000回転前後で一定時間エンジンを回し続けてこようと、250キロほど高速道路を走ってきた。
行き先をどこにするか考えた挙句、多分、サクラとモモの花が同時に咲いているであろう桃源郷を尋ねることを思いついた。
わが家から一番近い桃源郷は甲府盆地である。

鎌倉は高速道路を利用しにくい地域だが、圏央道が開通して以来、隣町の新藤沢バイパスを使うと東名や中央高速にぐっと近くなったのである。
天気も良かったし、やたらスピードを出してかっ飛ばす無謀な車は無視してのんびり走ってきた。
しかし、新車に替えた理由のひとつは、先進のテクノロジーを利用することだったが、狙いどおりでしたな。

売り物の一つの衝突防止装置を利用したクルーズコントロールを使ってみたところ、あんな楽なものはない。実にすばらしい。
アクセルを踏み込んで一定速度に達した際に、ハンドルに付いたボタンを押すと、押したときのスピードがそのまま維持されるという寸法である。
上り坂だろうが、下り坂だろうが関係ない。
前を走る車がスピードを落とせば、一定の車間距離を保ったまま、スピードが落ちる。前の車がスピードを上げれば、その通りにスピードを上げて行くんである。
進路変更して、アクセルを踏んで設定の速度よりもスピードを出しても、アクセルを戻せば最初に設定したスピードに戻って走り続けるのだ。

運転者がすることはハンドル操作だけである。
後は鼻歌を歌っていればよい。
これは優れものだ。さすがは先進テクノロジーである。正直言って満足した。
アクセルワークというのは案外気を使う行為なのだ。特に高速道路を一定の速度で長時間走る時などは、同じ格好をしているわけだから足が痛くなってくることさえあるのだから、それから解放されるだけでも大助かりである。

法定速度を9キロ上回る設定にして走り続けてきた。
楽チン、楽チン、大いに楽チンだった。これなら一気に地の果てまで走り続けられるぜ。

ナビもよろしい。これまで、世の中では当たり前になっていた装置に背を向け、地図を頼りに走っていたのだが、こちらも楽チンである。
まったく迷わずに目的地まで往復してきた。
かくして2016年春はわが家の“文明開化”なのである。
メデタシ、メデタシの春である。



甲府盆地では南アルプスの雪の峰々を背景にモモの花が咲き始めていた=甲州市付近
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