尾根歩きばかりして、あちこちのヤマザクラに付き合ってきたが、前日の峯山のサクラで見納めにしようと思う。
今年は途中で菜種梅雨に見舞われ、散ってしまいやしないかとやきもきさせられたこともあったが、良くもってくれ、例年になくたっぷり楽しめた♪
昨日は朝のうち雲が多かったが、次第に面積を増やしていった青空の下、久しぶりに湘南海岸自転車道のパトロールに出た。
今年の早春は南寄りの強風を伴う春の嵐がいつになく静かで、お陰でコース上の堆砂に進路を妨害されることも無く、スイスイと相模川河口まで到達できた。
このコースをパトロールしたのは15日以来だから2週間ぶりということになる。
「たった…」というべきか、「…も」と言うべきか、2週間のご無沙汰の間にハマダイコンやハマエンドウの花が満開になっている箇所があり「まだ3月だぜ…」と唖然とさせられた。
わが家のジューンベリーはサクラと一緒に咲いてしまったし、様々な植物のカレンダーに微妙な、しかしはっきりした変化が刻まれ出したということじゃないんだろうか。
何年かして「そう言えばあの年…」なんて思い返す時が来るかもしれない。
温暖化の顕著な証拠だとしたら…笑い事じゃない。
明るくて草が萌え始めた浜辺♪
砂浜に寝そべって目を閉じていると、波の音以外は何も聞こえない
全身に降り注ぐ太陽の光は「暑い」と感じるほどで、その熱は身体の芯にまで届いて心地よさを倍加してくれる♪
辺り一面萌え出した植物はハマヒルガオで、5月になるとこの辺り一面、ピンクと白のまじりあったアサガオのような花で埋め尽くされる♪
さざ波しか立っていないが、それでも波乗り…
自転車道の起点の引地川左岸河口でハマダイコンがまとまって咲いていて「エッ!?」とビックリする
ハマダイコンの花期は4月~6月だからボチボチなのは分かるが…
…と思ったら、相模川河口に近い柳島海岸では、もっと大きな群落が出現していてさらにびっくり♪
今や最盛期♪ という感じなのにいささか呆れる
相模川左岸河口に到着 箱根連山は見えているのだが、富士山は姿を隠したまま
冬と違って春の海の上空に浮かぶ雲は変化に富んでいて、美しく楽しい♪
明るい相模湾
相模川河口近くの道端にハマエンドウの群落が出現していたのにもビックリ
キミの花の時期も4月~7月だそうだから間もなくではあるけれど…
往路は海ばかり見て足元には注意を向けていなかったせいか、咲いているのに気が付かなかった
濃い紫色って緑の中では目立ちにくい
当たり前だけどえんどう豆の花にそっくり
ハマエンドウと重なるように葉っぱを光らせているのがテリハノイバラ
5月になるとこの辺りの地べた一面、素朴な一重咲きの白い花に覆われる♪
ツルが四方八方に伸びていることで分かるように、つるバラ誕生の台木になったことで知られている
このテリハノイバラなかりせば、現在のつるバラは誕生していなかったことになる
最後はいつもの片瀬西浜 春休みだけど人の姿はまばら
富士山は姿を隠したままだが、波のない静かな春の海が広がっておりました♪