11st May 2016 (Wed) 自分の為の雑学帖(体の水分補給)
暑い日が続いているバンコクです。 タバコを吸うためにちょっと外に出るだけで汗が出ます。(笑
ということで、ちょっと体の水分について調べてみました。
まず人間の体の水分比率ですが、新生児は約75%、子供は70%、大人は65~60%、そしてお年寄りは55~50%だそうです。 というとは... 43歳の私は真ん中あたりの63%位とすると、体重71kg現在の私の中の水分は、71kg x 0.63で、44.73Lが水分という事になります。 まぁまぁな量ですね?
そして、体内の水分の2~4%失われると脱水症状が始まると言われています。 ということは... 私の場合... 44.73L x 0.02 = 0.8946L から 44.73L x 0.04 = 1.7892L という事は... 0.9L~1.8L位水分が失われると、脱水症状が始まるようです。 サウナで頑張ると1Kg位(汗で?)体重が落ちるので、1L近く水分が失われますが、サウナ行く前にコップ1杯の水(200ml)を飲んでいますし、帰ってからも2杯位(400ml位)飲んでいるので、結果はマイナス400mlとなり、脱水症状にはならないでます。 @サウナ行く前に+200ml、サウナで-1000ml、サウナ後に+400mlで、最終的にマイナス400ml @水分管理は重要ですね?
また、体内の水分の10%が失われると脱水症状ではなく、めまいや吐き気などの健康障害がひどくなるそうです。 私の場合... 44.73L x 0.1 = 4.47L で、健康障害になり、自力では復活できなくなります。 @要介護ですね? 気をつけなければいけないのが、下痢などで水分を200mlずつでも排出すると、10回トイレに行くと、2Lで、脱水症状の危険水準である4%を超えてしまいます。 下痢の時の水分補給は、体の水分の代謝という意味でも重要です。
そして、体内の水分の20%が失われると死亡してしまうそうです。 私の場合... 44.73L x 0.2 = 8.94L で死んでしまいます。 火傷などで皮膚が広範囲にただれると、水分が蒸発して、死に至ってしまうそうです。
さて、1日に水を1.5Lから2L程度飲んだ方が言われていますが、理由は、呼吸でも水分が蒸発しますし、睡眠時にも500ml位の寝汗をかくと言われますし、尿や便としても水分が体から出ていきます。 更に、暑い時期に汗をかいたら、更に水分が出て行ってしまうので、水分補給が重要となります。 @でも実際は、みそ汁や食事からも水分補給できるので、普通の気温ならば1.5Lも水を飲む必要はないようです。
しかし、水を飲みすぎると水中毒になり、死に至ります。 @人間の体は繊細ですね? 水中毒とは、水の飲み過ぎで体内の塩分濃度が薄まってしまうと、体調不良になる症状です。 関係するのは、水を飲むスピードが水分を排出するスピードより速いと、体内に水が溜まり、塩分濃度が低くなってしまいます。
そこで、水分排出機能の目玉である腎臓の処理能力を調べてみました。 腎臓は血液に含まれる不純物などをろ過しながら、尿を作ります。 この処理能力が1分あたり16mlと言われているようです。 私の場合、ちょっと腎機能が弱い傾向にあるので、仮に私の腎臓の処理能力を20%ダウンと仮定して、 16ml x 0.8 = 12.8ml とし、約13ml/分の能力があるとします。 そうであるならば、30分で390ml、1時間で780mlの処理能力があります。 従って、私の場合、1時間に780ml以上のペースで水分補給をすると、水中毒になってしまします。 @まぁ、こんなハイペースで水分補給することは滅多にないので安心ですが、ドリンクバーなどに行った時に瞬間的に1時間で1L近く飲みます。 でもその後、飲まなくなるので、特に危険な状態にならないと思います。
ちなみに、血液がドロドロで血流が悪いと、更に腎臓の処理能力が落ちるので、ほどほどに水分補給をし、血液がドロドロにならないようにしておいた方が良さそうです。 従って、のどが渇いていなくても、ほどほどにお茶や水を飲むと良さそうです。 @ちなみに、どんな人が水中毒になるかというと、精神的に? 水を飲み続けようとする人が、なってしまうそうです。 @私は、瞬間的に大量に飲むことがありますが、持続的に、腎臓の処理能力を超えて飲み続けることはありません。
最後に、体内の塩分濃度を維持しなければならないので、大量に汗をかいて、塩分が失われた場合は塩分補給しなければなりません。 そして、世の中には飲む点滴と言われる「経口補水液」と言われる物があり、現在ではコンビニでも売っているようです。 この経口補水液は、体内への吸収が早いのが特徴で、脱水症の人の看護などに使いますし、正常な人が予防の為に飲むのもOKです。
という事で、経口補水液の作り方を調べました。 水1Lに対し、砂糖40g(大さじ4杯半)、塩3g(小さじ半杯)の割合です。 更に吸収率を上げるなら、常温で飲むのが良く、冷やすと吸収率が悪くなるそうです。 @ただし、脱水症状で汗も出なくて、体温が上がっている人には、冷たい経口補水液で、体温を冷ますのも良いと(個人的には)思います。 @ちなみに、重炭酸やクエン酸を少し加えても吸収率は上がるそうです。
これからも毎年暑い季節はやってくるので、正しい知識に基づいた水分補給で、健康的に長生きしたいと思います。
最後の最後に、地球の陸地と海の比率は、3:7と言われていますが、調べてみると... 陸地14,889平方Km、海36,106平方Kmで、比率は29.2:70.8となり、約3:7で合っているそうです。