デイツの Dietz78です。 ハリケーンランタンと言われる種類のランタンでその名の通り、風に強いランタンです。
2 最大光量にすると煤が出る。 時々、灯油を使うと煤でガラスのホヤが真っ黒になるので使えない! なんてレビューを見ますが、それは不完全燃焼させている証です。 不完全燃焼しなければ煤は出ません。 私は家でも使っているのですが、3ヶ月に1度位拭けばいい位で、別に年に1回拭くだけでもいい位です。 最大光量を求め、芯を出しすぎると燃料吸い上げるのが間に合わず、芯の先に燃料が届かず芯自体が燃えてしまいます。 また燃料気化に必要な温度に達しなくなり、不完全燃焼となり、煤が出ます。 私はサブランタンとしての利用なのでそんなにデイツに明るさを求めていません。 従って、最大光量より少し落として使えば煤も付かず快適に使えます。
類似商品はフュアーハンドのFeuerhand276です。 デイツ78とヒュアーハンド276はどちらもほぼ同じ大きさで同じスペックです。 某ボッチキャンプをしている芸能人はヒュアーハンドを使っています。 デイツは米国に会社で1840年創業、ヒュアーハンドはドイツで1893年創業、どちらの商品も安定した明るさを提供してくれます。
デイツ78のお値段はデイツジャパンで税込4,862円からあります。 私の黒と金色のモデルは税込5,148円で売っています。 デイツの良さは、商品モデルの豊富さです。 デイツ78は比較的小さく入門におすすめのモデルですが、もっと明るくて大きなランタンが欲しくなった時にはデイツで揃える事が可能です。
それではメリットの紹介です。
1 意外と明るい。 7カンデラでろうそく7本分の明るさです。 メインランタンとして自分のキャンプサイト全体を照らすには心もとないのですが、サブランタンとして手元を照らすなら意外と使えます。
写真は光源を80cmの高さに吊るした状態で2m20cm離れた所です。 十分メジャーの数字が読めます。 頑張れば新聞も読めます。 天井のある部屋での撮影なので天井のないキャンプ場ではもう少し暗く感じるかもしれません。
2 味のある癒やしの光。 ろうそくのような暖かい癒しの炎です。 LEDの便利で明るいランタンも良いですが、やはり本物の炎は何者にも代えられない癒やしの空間を提供してくれます。
3 ランニングコストが安い。 私は灯油を使っています。 室内で使う場合、灯油特有の灯油ストーブの様な匂いが少ししますが、キャンプ場では気になりません。 タンク容量は約340ccで、燃焼時間も約20時間あるので夕方18時から24時まで6時間使ったなら、3日以上もちます。 実際には、火力を少し弱めて使っているので概ね1週間持ちます。 という事は、灯油1Lで3回分、約9日間使えます。 という事は、3Lあれば約1ヶ月使える計算になるのでランニングコストがとても良いです。
しかし、後でデメリットに記しますが運搬時に揺れると燃料が漏れやすいので、燃料を抜いて移動します。 ありがちなのは、キャンプで帰る当日に燃料が余ってしまい、勿体ないのそのまま帰宅し、帰宅すると燃料が漏れて荷物が灯油臭い! なんて事もありますが、慣れてくれば必要な燃料量がわかってきて無駄がなくなります。
少し高いですが燃料にパラフィンオイルを使えば煤も出にくいし灯油特有の匂いもありません。
4 構造がシンプルで長く使える。 ガラスのホヤは割れる可能性がありますが、それ以外はほぼ鉄でできているので錆にさえ気をつければ長く使えます。 100年以上前のビンテージランタンなんかもあるほど長く使えます。
5 寒い夜にミニストーブ代わりになる。 真夏にこの熱量は不要ですが、春秋キャンプで少し肌寒い時にランタンの上は暖かいです。 狭いソロテントなら、火事と換気に気をつければ、暖房代わりになります。 因みに、テント内の使用を奨励するわけではありませんが、テント内で酸素が無くなるとこのオイルランタンもろうそく同様消えてしまうので酸欠で死亡するリスクが少し減ります。 @ガスランタンは酸欠で火が消えてもガスは出続けます。
それではデメリットです。
1 燃料を入れるのが面倒くさい。 パラフィンオイルを使う人は楽かもしれませんが、灯油を使う私はちょっと工夫が必要です。 以下の写真に白いボトルがあります。 これはホームセンター買いました。 エンジン式草刈り機や発電機などの混合燃料を作る為の容器? なのかもしれません。 これの良いところは蛇口が付いている点です。 容器容量も1Lあります。 従って、18Lのポリタンクからこの1Lの白い容器に灯油を移します。 そして、この容器からランタンに灯油を移します。 デイツの燃料注ぎ口は小さいので漏斗を使ったり色々工夫が必要ですが、この白い容器を使えば気軽に灯油を補充できるのでおすすめです。 キャンプ場に気軽に灯油を持っていけるし灯油が漏れることもありません。
2 最大光量にすると煤が出る。 時々、灯油を使うと煤でガラスのホヤが真っ黒になるので使えない! なんてレビューを見ますが、それは不完全燃焼させている証です。 不完全燃焼しなければ煤は出ません。 私は家でも使っているのですが、3ヶ月に1度位拭けばいい位で、別に年に1回拭くだけでもいい位です。 最大光量を求め、芯を出しすぎると燃料吸い上げるのが間に合わず、芯の先に燃料が届かず芯自体が燃えてしまいます。 また燃料気化に必要な温度に達しなくなり、不完全燃焼となり、煤が出ます。 私はサブランタンとしての利用なのでそんなにデイツに明るさを求めていません。 従って、最大光量より少し落として使えば煤も付かず快適に使えます。
3 持ち運び時に燃料が漏れる。 これは構造上の宿命です。 燃料は密閉されていません。 漏れる可能性があるところは3ヶ所あります。 下から順番に言うと、燃料注ぎ口のキャップから漏れる。 これは燃料を注ぎ口直下まで満タンに入れた時に漏れやすくなります。 対策はキャップにゴムパッキンを付けると漏れにくくなりますが、そもそもそんなに満タンにしない程々の量で使うのが良いと思います。 次は、バーナー部分の接続口。 ここは少し回すとバーナー部が簡単に取り外せます。 ここにはゴムパッキンなどないので、運搬時に揺れて灯油が波打てばここから灯油は漏れます。 最後に芯の部分。 ここは空洞だらけです。 運搬時に揺れて灯油が波打てばここから灯油は確実に漏れます。 従って、運搬時の燃料漏れは仕様なので、燃料を抜いて運びましょう。
4 バイクキャンプには少し大きい。 荷物に余裕があれば持っていきますが、荷物容量に制限があるキャンプでは持っていくのに躊躇します。 このデイツの代わりにもなるルミエールを持っているので、荷物容量に制限があるキャンプではルミエールが活躍します。 車キャンプで荷物容量に余裕があるときはデイツが大活躍します。
というようなデメリットなので、私にはあまり気にならないデメリットだらけです。 従って、メリットばっかりの商品としておすすめのランタンです。
因みに、写真手前に金属の棒が3本ありますが、ランタンハンガーと言われる物で、これがあればタープポールなどにランタンを引っ掛けられるので便利な商品です。 またランタンを吊り下げているのは トライポッド という商品に吊り下げています。 これは簡易トライポッドで水分満タンのダッチオーブンなどの重たい物は吊り下げられませんが、ランタンや軽いやかんや鍋は吊り下げられます。 トライポッドも荷物に余裕がある方におすすめの商品です。
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