オレのブログ

ロックとイラストの大好きな、社会の底辺にいるチンケな一青年のブログです。
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勇気付けられる一本

2016-12-26 18:00:09 | 映画
 映画は最近見ないが、ある日テレビを付けたら偶然『この世界の片隅に』の特集があった。

 主人公のすずさんの、戦時中でもめげずにひたむきさに、思わず涙が出る。
 まだ映画を見ていないが、予告編だけでも涙ものだよ

映画『この世界の片隅に』予告編


 舞台は戦時中だが、大抵のマンガやドラマは、日本軍部の悪い所を前面に押し出したもので、「はだしのゲン」なんかが特に日本軍部や戦争の酷さを描いていた。
 小林よしのりの「ゴーマニズム宣言 戦争論」はその間逆に日本軍部の良い所を出しているが、思想的な偏りが出すぎて見る気にもなれない。

 「この世界の片隅に」は、左も右もなく、ほのぼのとしたすずさんを主人公に日常を描いている。戦時下でも、普通にクリスマスをやったり、互いが互いを支えあったりと、これまでの戦時下を舞台にした作品とは異なっている。思想的な偏りも見えてないので、これは絶対に見るべき作品だ(映画は見てないが)。

 さて、物資も乏しい生活の中でも、工夫とかをしてしのぐすずさんだが、地獄のような空襲とかにも晒され、腕も失ったりと「何でこんな人が戦争に巻き込まれなきゃならないんだ?!」と憤りを感じた。
 でも、ひたむきに生きるすずさんに、俺は心を打たれた。

 金がないので映画館では見に行けないが、『この世界の片隅に』のDVDが出たら買うよ。


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