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The Dawn Sky (東雲の空)

50年前今でも覚えている、山大先輩の言葉②

表題画像はタイトルと関係なし
新燃岳噴火前霧島中岳から
2007/08/17 5:10

 

お山歩行けないので

大昔、山の大先輩の言葉について第2談です

アイゼン無しで①「雪道をまともに歩けないやつにアイゼンは10年早い
は『2024/02/10の記事』で書いた

今回は②登る山を見上げ「怖くになったら登るな

③「雨具を着る脱ぐタイミングが判ったら一人前

 

どの言葉も「なんじゃそれ」って感じでした

しかし歳を重ねるにつれ

また山に行く機会が多くなるにつれ

あながち間違いでは無いし

納得出来る気がします

 

私は団塊の世代の後の世代

ニッカポッカに和てぬぐいでハチマキをし

杖ほど長いピッケルを持った山屋の親父がまだ居た時代です

若い人には何のこっちゃでしょう

ニッカポッカが化繊のスラックスとなり

和手ぬぐいハチマキはキャップに

そうそう良い所のお兄ちゃんお姉ちゃんは
チロリアンハットでした

超長ピッケルは冬山以外ストックに

テントも化繊となりドーム型で自立し

出入り口が紐止めからファスナーに変わり

ホントか嘘か、雪山でファスナーが壊れ凍死したとか・・・

そんな時代でした

①「雪道をまともに歩けないやつにアイゼンは10年早い」は

2024/02/10に書いてます
50年前の今でも覚えている山大先輩の言葉①

 

今回は②登る山を見上げ「怖くになったら登るな」です

未だに何となく判るけど・・・真意がつかめない言葉です

そもそも山を見上げ怖くなった事ありますか?

私は登れないかもとか大変やな・・・と思った延長で

遭難するかもと不安になった事は有ります

そこで私なりの解釈です

山登りがスポーツか?趣味?か分けられないにしても

相手が居るスポーツで相手が桁外れに強い時
気持ち良く負けて帰れば良い

評価が勝敗を決めるスポーツでも
自分の演技をやるだけやって終わり

しかも怪我すればベンチに下がればいい

釣りやキャンプなどアウトドア趣味でも

結果が悪く楽しく過ごせなくともそれで帰れる

ところが山登りはそうはいかない!

計画通り出来たか否かが結果だとしても

精神的とか肉体的とか気象条件とか山の難易度とか

で無理と思ったら『素直に諦める』でいいのですが

それでも登山口まで自力でもどらなければいけない

この違いは大きいと思う

 

このまま歩いたら遭難するじゃないだろうかとか

寒さで凍えるじゃないだろうとか

ガスガスで道迷いをしないだろうかとか

考え出したら

次々に負の条件が浮かんでくる

昔からよく言われる『山にのまれる』です

『恐ろしくなったら登るなとは』

そんな意味かなと勝手に理解しています

リスク管理とは全く別の話です

見える頂まで「行くぞ」の気合いがな無くなったらダメだと

何となく気分が乗らない時は登るべきでは無いと

理解しています

 

今でも大先輩の覚えている言葉の中で

未だに判った様で良く理解できない言葉でした

③「雨具を着る脱ぐタイミングが判ったら一人前

これは納得いく言葉なのでつぎの機会に

 

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