「やっぱ椿油、いいは~~」
「搾ってみようか!」
『何事もこのやって見ようから始る』
お互いに頭皮が過敏なのか、
シャンプーや整髪油によって赤くなる事が有り神経を使って選んでます
純粋な椿油を付けたところ
「いいは~~昔の人はすごいね~~」
しかし結構高価!
「椿の実はいっぱい落ちてるし、蒸して搾ればいいんやろ~作ってみよう」
って事で始まり
まずは搾油機
参考に市販の製品や自作物も見てみて
会社やホームセンターで手に入る物を組み合わせて作る事に
原理はパイプの中に木製ピストン入れ、
カプラーで押して容積を小さくする事で圧縮する
*カプラーとは、
(自動車修理工場や機械修理工場など機械を扱う所には必ずある道具で
軸に填まったベアリングやプーリーをセンターのネジを締め込んで抜く道具です)
構想を図面に起こし
広い断面で圧縮した方が良いか、狭い断面で強く圧縮した方が良いか
迷いましたが、この場合『狭いは広いを兼ねる』
少しずつ何度もすれば良いって事で、直径50mmのパイプを使う事に
部品を揃え・・・今回試しに短い筒でやって見る
全てホームセンターなどで購入出来る物、
木製ピストンはテーブルの脚、ステンレス50A単管2種類、
50Aフランジ類3枚、ボルトナット、メッシュネットなど
仮組
構想通りで「いいじゃん~~~」
木製ピストンを入れればOK
試しに少し搾って見ることに
椿の実を・・・休日一人お留守番の間に一個一個気長に割、中身を出し
「殻取れた~~」「殻は飛ぶし・・疲れた~~」
蒸し器で蒸し
細かく砕き
ネットに入れパイプに押し込み
パイプ上端までびっしり積め
ガンガン締め込みピストンを押し込んで行くと
下の鍋にポタポタ音がし~~
数時間をかけ少しずつ木製ピストンを押し込め搾り
力いっぱい締めてもほんの少しになり
「もう無理」鍋に貯まった液体
絞りかすを出すとカチカチの固まり・・・
体積が38%に
観察すると、まだ潰れていない実が有り・・・改良の余地が有ります
椿油がまだ搾り出せず残って居るので
まな板にすり込み「これ良いわ~~」
水分を飛ばすため100℃以上に加熱し~~残った油成分「これだけか・・」
試しに出来た椿油約20cc
この作業をしただけで、手も機器類もそこいらじゅう椿油でツルツル~~
「ベタベタしない油やね~~」
市販の椿油よりサラッとした肌触り
「これ良いかも~~~~」
ただ搾油機や搾油方法の改良は必要です
今回両手で山盛りの椿の実から約20ccの油を採取できました
まだ潰れていない実や、
せっかく搾ったのに回収出来なかった油も有り
次回は搾油機や搾油方法の改良をし
土嚢袋半分以上集めた椿の実を油にしましょう
「でもさ~使う分だけちょこちょこ搾った方が、新鮮で良いんじゃない?」
「・・まあね・・でも殻はあちこち飛び散るし、
そこいらじゅう油ですべすべになるし・・・
1回で済ませた方がいい!」
椿実土嚢袋半分の作業工程を考えると
殻を割、実を出す作業を飽きずに頑張って2人で1日
蒸し、砕く作業に1日
少しずつ搾るのに1日以上・・
精製、お片付けに半日・・・
少しずつ搾った方が、
よりフレッシュで現実的だと思うのですが~~