新燃岳は霧島連山の中でも花々の多いところでした。
しかし今回の火山活動ですべて厚い火山の噴出物の下に埋もれてしまいました。
私達が生きている間には再びもう見ることはできないでしょう。
数百年後また再生することを信じて、
----花達に追悼の意を-----
春になり新燃岳の斜面が緑が濃くなるにつれ
高さ数センチのフデリンドウが咲きます。
それも密集こそしませんが、一面見渡す限りです。
新燃岳のとなりの中岳に咲くフデリンドウです。後ろに新燃岳の南東側斜面と特徴的なロバの耳が見えます。
ここも厚く火山灰がつもっているはずです。
新燃岳の北斜面は5月の連休明けから中旬にかけてキリシマミツバツツジが咲きほこり、
登山道は花のトンネルができるほどでした。
花の寿命が短いので満開のピークが見たいがために週3回も通ったことがあったな~~
初めて見た時は感動したことを今でも......
新湯温泉からの登山道はまさに自然の花のトンネルでした。
しかし今ライブカメラで見る限り火山灰の中に埋もれています。
くすぶる煙も上がっています。
霧島連山と言えばピンク色の花、ミヤマキリシマです。
新燃岳の周囲全斜面に咲いていました。
個人的には南西斜面のロバの耳付近の花景色がお気に入りでした。
画像は縦走路(北東斜面)から中岳や高千穂峰方向です。この見渡す範囲すべて灰が厚くつもっているはずです。
ここ縦走路の横の斜面には珍しい白い花のミヤマキリシマもありました.....が
もちろん火口の中もピンクのミヤマキリシマでいっぱいになることがありました。
(エメラルドグリーンの火口とミヤマキリシマの画像はこれしか無くて ゴメンなさい!!)
人知れず木漏れ日の林に咲く花、ツクシショウジョウバカマです
韓国岳や猪子戸岳にも群生地は有りますが、新燃岳でも林の中の草むらひっそり咲く姿を忘れることはできません。
ライブカメラで迫力有る噴火シーンや噴火画像を見ると
斜面の火山灰の下に、この花達や木々が埋もれている事を思い出します。
もう一つ気になっていること
早朝登山すると、新燃岳の斜面はお食事中の鹿達でいっぱいでした。
この子達は今いったい何処にいるのでしょうか無事に避難したとは思いますが.....
噴火はいろんな意味で早く終息してほしいです。
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