「新燃岳の草紅葉が綺麗や~~行こう」
「12kmか・・・獅子戸岳か・・」
先々週大浪池から新燃岳の裾野を見た時も
YAMAPやブログなどの画像を見ても
新燃岳裾野のススキが綺麗に紅葉してる?枯れてる
噴火後植物が戻って、新たな景色を生み出しています
獅子戸岳まで往復12Km、累計標高差1200mは
まだ、ちょっと辛いか
しかし膝手術後の最終リハビリとしては価値があり
「頑張ってみる・・・」
19日早めの夕食を済ませ月食を横目で見ながら、えびの高原へ
車中泊は-10℃対応のシュラフで暑い位、4時半起床
朝食は昨夜の夕食の残りやおにぎりを持参
ゆっくり食べ5時を過ぎてしまい
しかし今回は時間にリミットがないので焦らずゆっくり準備し
「おにぎりの残りも水600Lも持ったしいつもより重い!」
ほぼ12kgと飲料水を追加し17.5kg
5時30分出発、暗いです
「ヘッドライトのバッテリー切れじゃない?替えたら?」
「そうだけどもう30分もすれば明るくなるからいい」
3合目、満月もまだ西の空に
五合目でそろそろ日の出時刻
盆地には雲海が貯まっていて
日の出した様で大浪池に日差しが
山頂直下から見える高千穂峰~~好きですね~~
7時17分山頂到着(286回目と280回目)
すぐに獅子戸方面へ
久しぶりの旧縦走路、一気に下り
膝は「行けそうか?」「行って見ないとわからん!」
新登山道から旧縦走路に合流
2010年以前、毎週の様に縦走していた道
懐かしく、毎回のように滑る所や
鹿が死んでいて大変だった所
おやつにグミを採っていた木や
不思議な不毛の広場の話など、
また大雪後ノートレースを楽しんだ所や
何度歩いても辛い平凡な登りなどなど
思い出多く昔話が弾み楽しく
そこそこのペースで9時到着、
2019年4月27日(8年ぶり解禁となった・・)より3年ぶりの獅子戸岳
まだ誰も居ません
今日の目的はこの景色
見わたす限りの草紅葉が続いています
高千穂峰や矢岳、北東斜面
溶岩があふれ出した北西斜面
植物があっという間に溶岩にも迫る勢い~~頼もしい生命力
まだ9時過ぎですが
お腹も減っておにぎりを温めて腹ごしらえ
そこへ韓国岳山頂で見かけた青年が来て自撮りを・・・
なんだか気になって・・縦走が出来ていた頃のお話をすると
今から「大幡抜けて天孫降臨登山口から高千穂峰登って高千穂河原におり・・バスで戻る」だと
ビックリしたが、アルプスなどの山の話をして「楽しんでよ~~」と送り出す
「hiromu君無事バスに間に合ったみたいで、楽しめて良かったね」
噴火後真っ黒だった斜面が赤茶色
矢岳まで続く沢の浸食が凄いです
埋まったであろう炭化木の沢まで続く旧登山道の跡を探って見たいものです
火口縁間近まで植物が這い上がって来ています
このまま火山活動が沈静化すれば
あっという間に植物に覆われるでしょう
新湯林道からの旧登山道跡はしっかり残っています
ずっと徒渉後の沢まで目視で追えますね~~
来春にはキリシマミツバツツジの状況を見に
また来たいです
10時、さあ帰りましょう~~再度韓国岳を越えて~~
「遠いね~~」「越えないと帰れないし~~」
「時間は有るしゆっくり帰ろや~~」
「すごい~~」カカランの実です
「ローズヒップや~~採りたい」
高すぎて無理でした
南九州でもこんな落葉樹だけの林もあるのです
落ち葉で埋まった溝を歩き
「もっとこの溝深かったよね・・」「V字で平らな所無かった」
少し標高を上げると針葉樹が増えてきて
視界が開ける所まで来て
ウツギの枯れ葉やツツジの赤い葉も綺麗です
ミヤマキリシマは紅葉しませんが・・
赤茶になって・・
木製の崩壊防止柵がやっと見え!・・・ここからも遠い
やっとこさ!ガレガレの登りに
ミヤマキリシマの紅葉?春に葉を落とす準備?
ともかく紅葉風で綺麗です
火口縁に出て、めちゃ賑わって居る山頂へ
獅子戸岳から「2時間かかった・・・」「まあ合格タイムだよ」
調子が良いのか早く下りたいのか山頂から1時間で駆け下り
「いや~~~疲れた~~」「わたしも膝ブルブル」
13時20分えびの高原到着
「やっとやった~~ありがとう~~」
GPS計測で距離12.2km、時間7時間50分(休憩50分)、累計標高差1180mのお山歩でした
新燃岳裾野の草紅葉というか枯れ野は新たな景色ですね~~
紅葉と違って当分見られると思います
来春は何処まで緑色が攻めて行くか楽しみです
兎に角、距離12km標高差1000m越えを無事完走出来てやれやれ
しかもザック重量が以前とほぼ変わらない12kg
膝手術後のリハビリとしては完璧でした
もちろん私も17.5kgで
前回2019年のタイムと比べても分単位の違いしか有りません
下山後も膝裏と脹脛に違和感は有るみたいですが~~合格でしょう
2月に手術し標高差1000mを歩くのに11ヶ月かかりましたね~~~
すぐ12月!
南国でも氷点下
シモバシラが出来るタイミングを見計らって・・・・ですね
(シモバシラとは・・この事)