「台風や・・それも九州に影響大や・・・」
「え～～」
「行くだけ行こう」
早朝出発し、阿蘇周辺やミルクロードはセンターラインも見えないほどの濃霧と強風で
「こんなに見えないの、山形の地吹雪以来や・・」
予定より１時間も遅くなり長者原に４時に到着！ゴーゴーと強風です。
とにかく仮眠し起きると風は収まっているものの、山は雲の中・・・
気象庁の５日間GSMシミュレーション画像を見ると台風は豊後水道を通って、明日くじゅうは大雨の....予報
JTWC（米軍海空軍合同台風警戒センター）やウエザーニュースでは関東方面に向かってUターンする・・予報
（結果的にはこっちがピッタシだった）
個人的にいつもJTWCやウエザーニュースの予報の方を採用していますが、今回は・・・・気象庁が気になった・・・
（初志貫徹でした・・・情報料金を支払っているウエザーニュースを信用するべきだった・・・）
今日は良くても明日の大雨は困る.....
「やぁ～～めた、温泉入って、ピザ食べて帰ろう」「えぇ～～
、温泉ね～～良いいね～～
」
後で考えると、当日日帰りの選択肢も有ったのですよね・・。何で考えつかなかったのかな～～。
以前（３０年前）仕事で長期滞在していて土地勘のある、小国町はげの湯へ、
この周辺は現在家族湯がたくさんありますが、一番奥の『くぬぎの湯』へ。
「涌蓋山の反対側のスキー場の近くにこんな施設ができると、車中泊できるけどね・・」
「ここから”くじゅう”はちょっと遠いね・・」
温泉も入って、今度は大観望方面に・・・くじゅう帰りに恒例の石窯ピッツア『轍』へ
いつもの通りピッツアと生パスタを注文して食べながら・・・オーナーご夫婦と世間話をして、お持ち帰りもお願いして帰りました。
「このまま帰る？どこか行く？」阿蘇の外輪山に出ると・・「晴れてるやん・・」
九州自動車道加久藤トンネルを宮崎県側に出ると・・土砂降り・・・えびの高原に行ってみることに
えびの高原は予想通り土砂降り、車外にも出られず様子を見ていると、
突然雲が開け虹が・・・
・・それも１０ｍ先に!!「そこの草むら掘ったら宝が出るかも・・」「どうぞ掘って良いよ・・」
夜はえびの高原で車中泊する事に、
しかし雨風をしのげ食事をする所が無く、高千穂河原や霧島神宮をうろうろし、
やっと道の駅霧島で雨をしのげる東屋を見つけ夕ご飯です。
メニューはテント泊用に用意した乾燥野菜と椎茸、味噌味豚肉入りのチャンポンと、ピッツアを半分です。
またえびの高原に戻り車中泊、夜中も雨は降り続き・・朝になっても横殴りの雨！、
仕方なく車の中でお湯を沸かし、残りのピッツアとお味噌汁で朝食でした。
横殴りの雨の中、風当たりの少ない林を選んで、えびの岳から白鳥山、六観音御池、不動池と回る事に。
えびの岳にはドウダンツツジが沢山、雨で落ちたドウダンツツジの花の絨毯です。
こんなに沢山有るとは花が咲く今まで気づきませんでした、しかも大きな木ばっかり、
この南周りの登山道を「ドウダンツツジの並木道」と命名。
展望台に出ると、さすがに風が、何にも見えません。すぐそこに韓国岳と大浪池が見えるはず・・・。
この花、何でしょう。ツツジの仲間には間違いないけれど、けっこうあちこち咲いているのですが、判りません。
どなたか教えてください。
今回どうしても雨の中歩きたかった理由がこれ
合羽の初おろし・・・素材が『ゴアテックス』ではなくストレッチ性のある『エバーブレス』・・、
感想は・・とにか伸び縮するので合羽を着ている感覚が無い、カサカサ音がしません！
蒸れ感はゴアテックスと変わらないか感じでしたが、風が抜けるような感じがしたのが
・・。
昨年は全く咲いていなかったミヤマキリシマがけっこう咲いてました。
とりあえず白鳥山頂上で・・。
お気に入りの林を抜けて、ここ北回り登山道は『赤松林登山道』に命名です。
今度は白鳥山へ。
登山道は段々畑の様に水が溜まり歩きにくいです。
白鳥山山頂は強風で・・木の陰でかろうじて記念撮影。
北展望台は北東の風を遮る物が無く半端無い風当たりで....無言で...通過。
六観音御池周辺は、以前道ばた見つけたベニバナギンリョウソウを探しますが、今年も会えませんでした。
その代わりいろんな花が・・・。
不動池に出てきて・・えびの高原はただただガスの中、風の音だけ、車の陰はなく他には誰も・・・追い風ですたすたと。
当然駐車場も他の車はなく・・「おつかれさん.....」「濡れたね.....」
車の中にシートを広げ濡れた物はすべてその上に・・・。
GPS計測で距離９.２ｋｍ、時間４時間、累計標高差４３４ｍの雨のお山歩でした。
お昼も過ぎたので・・・霧島丸尾交差点近くの『焼肉厨房わきもと』へ・・牛ホルモンランチと黒豚カルビランチでした。
「それ豚カルビと言うより豚バラだよね・・」「黒豚やから油濃く無いし脂身美味しいよ
」
帰ると家の中では・・ただでさえ雨で湿度が高いのに、湿度２００％に・・・良く濡れました!!!
やっぱり平治に行くべきでした・・・。
後悔しています。
えびの高原で寝る前に進路予測を再度確認すると気象庁もウエザーニュースとほぼ同じ進路予測に・・
「明日くじゅうは晴れる!!!」「ぐぅ～～ぐぅ～～くぁ・・・・」「・・・」
この時点で再度”くじゅう”で車中泊して翌日登る選択肢も有ったのに・・・。
この時期、過去５年毎年平治岳に行っていたのに....「とぎれたね.....」
「毎年行っているから行く欲が減ってきたじゃない・・たまには良いんじゃない」
そう言われれば、最近初めての山とかはっきりとした目的が無い限り行く意欲が減ってきた
・・マンネリです。
最近は南アルプスの準備や情報収集で・・・まあそれが楽しいんですが。
新しい合羽『Fintrak社製のエバーブレスRフォトン』の個人的な感想はまた後日に。
。
