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桐生、世界へデビュー

2013年08月04日 08時00分00秒 | スポーツ
 日本陸上界が大きな期待を寄せる17歳が
いよいよ世界の舞台にデビューする。

 男子短距離の京都・洛南高の桐生祥秀選手。
4月の織田記念100Mで日本歴代2位となる
10秒01をマークして一躍脚光を浴びた。
世界選手権参加標準記録(10秒15)を突破し、
ロシアで10日開幕の世界選手権出場権を獲得した。

 その桐生がまた新たな歴史を刻んだ。
大分で開かれているインターハイだ。

 100M、400Mリレーに続いて200Mでも優勝。
3冠を達成した。短距離3冠は1994年に高橋和裕(奈良・添上)が
1600Mリレーを含め4種目を制して以来19年ぶり。
いずれも大会記録を塗り替えるおまけ付きだった。

 200Mは今大会9本目のレース。猛暑の中でのレースは
疲労感いっぱいだったという。それでも20秒66の大会記録を
更新できたのは、並みの選手ではないということだろう。

 そして短距離個人種目で史上初の高校生として
10日にロシア・モスコワで開幕する世界選手権の
100Mに臨む。

 「1本、1本、集中できる状態で臨む」とコメントしたという・

 先輩の山縣亮太(慶大)を織田記念で破った逸材。
日本の期待を背負って世界の舞台に飛び出す。

 ならば当然ながら、日本人には高い壁となっている
9秒台を目指して加速してもらいたい。

 「ボルトと走って、何が違うか知りたい」
こう張り切る17歳のアスリートが
輝かしい未来に向かって新しい扉を開くか注目だ。