年末年始、慌ただしい日々が過ぎて行きました。
暮も押し迫ったある日、甥っ子のS君から電話が入りました。
孝夫兄さんが心不全と肺炎で倒れて、救急車で運ばれたとの連絡でした。
集中治療室なので面会は限られてしまうので、一般病棟に移れたら又連絡してくれるというものでした。
そして、その兄の入院から日を空けることなく、今度は博子姉さんからの電話が入りました。
脳溢血で倒れた息子が入院して早くも三カ月に入り、ここへ来て外泊許可がでたので家に一泊で戻るというものでした。
家に戻るのに友人の車で帰るから、翌日は送って欲しいというものでした。
それは構わないけれど、お兄ちゃんからがいるのに…
翌日になって、電話を入れると留守電で応答がありません。
しかたなく、メッセージを残し連絡を待ちました。
夜になってやっと通じた電話。
実は家に戻った息子の様子がおかしいと異変に気付いた姉が
再び救急車を呼び病院に再度運ばれたというものでした。
この時は近くに住む義妹に連絡をとって付き添ってもらったという事でした。
話では原因は検査をしてみないと分からないと言うものでした。
ただ、翌日の様子では少しずつ回復しているけれど、
年明けにもう一度詳しく検査をと言うものでした。
そんな訳で、姉は年末から1月4日まで我家で過ごす事になりました。
我家の息子は31日迄仕事、そして夜に戻り2日の夜には又寮に戻って行きました。
いつも慌ただしい帰省です。
4人で囲む食卓は久し振りの事、それほどのご馳走は無くとも賑やかなのは楽しいものです。
お風呂は久し振りに姉と二人で…。
昔、母がいた頃は介護で10年以上も一緒のお風呂で過ごしていましたから姉との入浴は少し高を括っていました。
ところがどっこい姉との入浴はかなり厳しいものでした。
お互いに腰が悪い、膝が痛い、湯の温度も熱い温いと合いません。
当然私が姉に合わせなければなりません。
初日は惨憺たるものでした。
母との入浴はまだ40歳になったばかりでしたから、体力的にも何の苦もありませんでした。
とてもいい思い出として残っています。
姉との入浴も2日目3日目と要領をつかみ、背中を流したりシャンプーしたりと次第に満足できるものとなりました。
あっという間に日は過ぎて行き、ディサービスが始まる日に合わせておかずを持たせ家に送り届けました。
気の張っていた思いが一気にほぐれ家に戻ったとたんにダウン!
そこへ又また電話です…。
姉からでした。突然息子が8日に退院してくると言う。
『え!!大丈夫なの?』
『何が何だか分からない!お兄ちゃんから電話があって…』
『退院の日はお兄ちゃんが迎えに行ってくれるって!』
『状況の説明はしてくれたの?』
『帰ってから説明はあると思うので…』
お母さんが我家で過ごしていた事も知っているのに
お兄ちゃんからの事の詳細の説明も一切ありません
あまり立ち入り過ぎてもと思い、明日通院の日でもあるのでそこで事情を聞こうと思っています。
ホントにシンドイ!!!
そして、今日甥っ子のS君からメールが入りました。
一般病棟に移れたものの、担当医師の面談で心臓が30~50%ほどしか機能していなようなので
カテーテルの検査をする事になったと連絡が入りました。
そこへ来てインフルエンザを発症、検査の延期がきまったとの事。
大丈夫かなあ~、心配は尽きません
今日S君は川崎大師に。毎年頂いていたお札の御礼交換してそれから病院に行って来ますと返事が帰ってきました。
そして、こちらの身体も気遣ってくれ、優しい一面をみせてくれ、思わず目頭が熱くなってしまいました。
兄の息子は本当に優しく成長してくれたと心がホッとしています。
横浜と実家の距離は離れていても、事しげく足を運んでくれているようです。
兄には早く元気になって欲しい!!
願うのはただそればかりです!!!