常磐道、常磐富岡ICのすぐ西に、坂下ダムというのがあります。
坂下がダムに沈むずっと以前の話、坂下長者と呼ばれる人が住んでいました。坂下長者の娘で、川内村の糠塚にお嫁入りした小夜姫が、楽しみにしていた初めての里帰りで山中に迷い、泣く泣く糠塚に引き返したという悲しい話が残っています。その疲れた足を冷やしたという湧き水が「小夜姫の涙」と呼ばれているのですが、今でもあるというので、以前から行ってみたいと思っていました。
そこに至る林道は、原発災害やら台風やらでずっと通行止めになっていたのですが、今日、行ってみたら、なんと通行止めが解除されていました!
おかげでダム反対側も、初めて見ることができました。
これが「小夜姫の涙」ですね。写真がわかりにくいんですけど、中央に水の出ているパイプと、誰かが置いた白いコップがお分かりいただけるでしょうか。木の鳥居が、いつから立っているのか朽ちてきていて、歴史を感じます。
こちらの鳥居は、大山祇神社 奥の院と書いてあって、獣道さえないところを指しています。どんないわれがあるのかわかりませんが、山でこういうのを見つけるとちょっと怖いですね。
整備されたばかりのようで走りやすい林道でしたが、渓流釣りの方もお見かけしました。皆様もどうぞご安全に。
コメントありがとうございます。
最近ムービーカメラとマウントを買いました。この林道が荒れないうちに撮影に行きたいと思っていますw