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日々の移ろい

「ボケますからよろしく」

観たくても チャンスが無かったこの映画。

昨夜 夫とU-NEXTから視聴しました。

多くの方が観られ、
それぞれの感想をお持ちのことと思います。

母も信友直子さんのお母様と同じ昭和4年生まれ。

母は 85歳頃から 不穏な状況になりはじめ、

父から 「お母さんが、料理ができなくなりだした」と、聞いたのが 始まりでした。

当時は、父のパーキンソン病も歩行や身体に強張りが出て来た頃で 母も混乱していました。

毎週末 三泊四日の通い介護が始まった頃です。

映画の主人公である監督のお母様も、

「私をのけ者にして!」
「私をバカにしてー」と

憤りをお父様にぶつける場面は、

父が亡くなり、
姑も住むこの家に 呼び寄せた後、

何度も 私と母の間であった光景です。

夫も 「同じような事があったな」 と 画面を見ながら呟いていました。

難聴のお父様とお母様との噛み合わない会話も、

父と母(難聴)の日常であり、
私と母との日々でした。


娘を支配したい、
親の介護は娘がして当たり前、

と考える この世代の親が多いと感じていた私にとって、

「あんたは自分の仕事をしなさい」と、おっしゃるお父様の考えは、敬服です。


母も姑も、
子がして当たり前、の世代でしたから。


処で 夫に、
このお父様のように「あんたは自分の仕事をしなさい」と、言える?

と 尋ねてみましたら、口籠る夫。

ま、介護は 二人で充分 経験しましたから、

する方の気持ちは分かっています、

反対の立場に立ったとき、
無理難題は言わない はずです。


昨夜、この映画を見終えても、

あれこれ頭を巡り、寝付かれなったのは、

やはり重いテーマであり、
こうすれば良い!

と、いった

認知症からの 最期へ辿る道は 価値観も家族構成も 様々ですから、

最善策も 1つではなく、

私にも起こり得る未来だからこそ。

今は、ただ日々を大切に 暮らすのみ です。



今日は肌寒い1日でした。
断捨離の1つ アルバム写真を整理し 沢山捨てました。

姑に関する写真 25枚ほどは ポケットアルバムに入れ、
次の姑との面会時に、
持って行こうと思います。


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