今勤務している園で、昼食時に同僚達と色々な食材の話になる。
「へぼ、って知っている?」
へぼ?地中に住む蜂で、巣(木の上にある)ごと見付けて
巣の中の幼虫を食べるのだそうだ。
ご飯に混ぜて炊いたものをよく食べさせられたとか。

でも大人は美味しいって言ってたよね!?ですって。
イナゴはよく食べたけれど、カルシウム元として欠かせなかったよね。
ツボは田んぼや川へ獲りに行かせられたね。
学校帰りには、川や田んぼのザリガニを捕まえて帰ると母に褒められたわ!
それを、茹でて食べたのよ。
自然薯も見つけに山に入ったよね。
ヤギの乳を近くの家にもらいに行くのが、小学生の私の仕事だったわ!
等など・・・
皆いきいきと子供のときの話を懐かしく、美味しかったね!
と自慢げに話している。
それを聞いて、母達の子供の頃、戦時中の食糧難と比べる。
大阪や伊勢 都会に住んでいた人たちは、
食べるものも無く飢えていたとかよく聞いた。
田舎にはこんなに食料があったのだ!
同じ時代、日本に住んでいたのにこんなに違っていたんだ。
人間住む地域により、格差が昔からあったとはいえ
田舎では食糧難なんて感じることなく、過ごしてきたんだろうな。